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DHEA-Sの抗動脈硬化作用:アポEノックアウトマウスを用いた検討

研究課題

研究課題/領域番号 18590820
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 循環器内科学
研究機関横浜市立大学

研究代表者

山川 正  横浜市立大学, 市民総合医療センター病院, 准教授 (30264641)

研究分担者 岸川 正剛  麻布大学, 環境保健学部, 助教授 (10099377)
寺内 康夫  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (40359609)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,790千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードDHEA / マクロファージ / 動脈硬化 / ApoE(- / -)マウス / MCP-1 / DHEA-S / ApoE / サイトカイン
研究概要

DHEA-Sの低下と心血管疾患(CVD)の発症率が負の相関をすると報告されている.また,DHEA-Sの補充によりその抗動脈硬化作用によりCVDの発症が低下する可能性が示唆されているが詳細は不明である。
平成18~19年度においてDHEA-Sの抗動脈硬化作用およびその機序を功in vitroで明らかにすることを目的として検討を行った。DHEA-S入りの餌をアポEノックアウトマウスに3ヶ月間投与し,非投与群と大動脈のプラーク面積を比較した.また組織標本にて,免疫染色を行い,マクロファージやT細胞の浸潤の程度を比較し,更に,血中脂質に対するDHEA-Sの効果について比較した.平成19年度は,抗動脈硬化作用の作用機序を解明するため大動脈よりmRNAを採取し,リアルタイムPCR法により炎症性サイトカイン(Monocyte chemoattractant protein-1, IL-6、IL-8、Interferonγ、TNF等)発現の差異について検討する。
結果:DHEA-S投与により,ApoE(-/-)マウスの動脈硬化の特徴であるaortic sinusのプラーク形成が約50%抑制された。また,免疫組織学的にマクロファージの浸潤の有意な抑制が明らかになった。DHEA-S投与による血清脂質の変化について検討した。投与群、非投与群との間にT.cholesterol, trygliceride共に有意差を認めず,脂質低下以外の因子の関与が示唆された.次にその機序解明のため、局所の種々のサイトカインの発現をreal time PCR法を用いて検討した.MCP-1の有意な発現低下が観察された。DHEAはこうした炎症性サイトカインの産生を抑えることによりマクロファージの浸潤を抑制し,ひいては動脈硬化を抑制していることが示唆された.

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 2007

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] DHEAの抗動脈硬化作用とその機序について2009

    • 著者名/発表者名
      山川正
    • 学会等名
      第26回神奈川脂質研究会学術集会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2009-11-10
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] DHEAの抗動脈硬化作用とその機序について2007

    • 著者名/発表者名
      山川 正
    • 学会等名
      第26回神奈川脂質代謝研究会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-11-10
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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