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バイオ人工腎臓のためのヒト尿細管上皮細胞の新しい増殖法とその制御法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 18590910
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 腎臓内科学
研究機関東海大学

研究代表者

澤田 佳一郎  東海大学, 医学部, 特定研究員 (10420952)

研究分担者 斎藤 明  東海大学, 医学部, 教授 (60307296)
AUNG Tun  東海大学, 医学部, 特定研究員 (50398749)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
4,010千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードバイオ人工腎臓 / 近位尿細管上皮細胞 / 細胞分裂寿命 / アンチセンステクノロジー / RNA干渉法 / 中空糸モジュール / ヒト近位尿細管上皮細胞 / バイオ人工尿細管 / ヒト尿細管上皮細胞 / アンチセンスオリゴDNA / 細胞周期調節因子 / テロメラーゼ / 細胞株化
研究概要

現行の透析療法に欠けている尿細管機能を補うバイオ人工腎臓システムに十分な量の腎尿細管細胞を供給するために、ヒト近位尿細管上皮細胞の初代培養の分裂寿命をアンチセンステクノロジーを用いて延長する技術を開発した。細胞周期の調節遺伝子(p53, RB, p16, p21)に対するアンチセンスオリゴDNAの添加はヒト近位尿細管上皮細胞初代培養の分裂寿命の延長効果を示し、通常の約1000倍の細胞収量を可能にした。さらにp53およびp16に対するRNA干渉法による発現抑制では、より長期の分裂寿命の延長が可能であり、約6700万倍の細胞が回収できることを明らかにした。これらの手法によりウイルスや発がん遺伝子など臨床応用に問題のある方法を使わずに、通常の細胞分裂回数の上限を超えて増殖可能となった初代培養細胞は、元の近位尿細管上皮細胞に特徴的な性質を維持し続けており、バイオ人工腎臓システムへの利用に適していると考えられる。一方で、ヒト腎より得られた多種の細胞集団をそのまま培養した後に中空糸に播種して作製した人工尿細管デバイスをヤギに接続して体外循環を行い、尿細管機能評価の条件設定を試みた。中空糸内部には濾過血漿を流し、外部には血液を流して物質の移動、リーク率、水分の再吸収などを測定しながら、約2週間の体外循環を維持する条件を設定した。以上の成果により、実際にヒト近位尿細管細胞を播種したバイオ人工尿細管デバイスを作製し、動物を用いた体外循環によりそのデバイスの尿細管機能の評価を行う系に必要な基礎的な技術が確立された。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2021-04-07  

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