研究課題/領域番号 |
18590921
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所) |
研究代表者 |
道上 敏美 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 環境影響部門, 部長 (00301804)
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研究分担者 |
近藤 宏樹 地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 主任研究員 (10373515)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,830千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | リン酸 / FGF23 / メガリン / Klotho / Na^+ / Pi共輸送担体 / klotho / 無機リン酸 / ERK1 / 2 / ナトリウム・リン酸共輸送担体 / リン酸再吸収 / FGF-23 / megalin |
研究概要 |
まず、近位尿細管におけるメガリン依存性エンドサイトーシスとリン酸再吸収調節ホルモンであるFGF23の作用との関連について検討を試みた。メガリンのリガンドの一つで、他のリガンドの結合を阻害するreceptor associated protein(RAP)の可溶型分子のヒスチジンタグ融合蛋白質を恒常的に発現するCHO細胞を樹立し(CHO-His-sRAP)、ヌードマウスに移植することにより、メガリン機能撹乱モデルを作製した。FGF23の機能獲得型変異体であるFGF23[R179Q]を恒常的に発現するCHO細胞も合わせて樹立した。これらの細胞の担癌マウスを用いた解析から、メガリン機能の異常に伴う過リン酸尿、低リン血症においては、種々の遺伝性低リン血症の場合とは異なり、血中FGF23値は上昇していないことが示唆された。この知見は、ヒトのFanconi症候群などの近位尿細管機能障害にともなう低リン血症において、血中FGF23値がむしろ低下しているという臨床データと良く一致していた。 最近、FGF23がFGF受容体及びKlothoと複合体を形成することにより、腎臓からのリン酸排泄量を増加させることが報告された。しかしながら、細胞外液中のリン酸濃度がFGF23の作用に及ぼす影響については検討されていなかった。そこで、ヒト胎児腎尿細管由来の細胞株HEK293を用いて、細胞外のリン酸濃度がFGF23シグナルに及ぼす影響を検討した。その結果、細胞外リン酸濃度の変化によりひきおこされるシグナルと、FGF23シグナルにおいて、その下流のネットワークに共通性が存在することが示唆された。
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