研究課題/領域番号 |
18591044
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
熊野 恵城 東京大学, 医学部・附属病院, 助教 (90396721)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
4,010千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
|
キーワード | Notch / 造血幹細胞 / ニッチ / 血液内科 / 幹細胞 |
研究概要 |
1)Notchシグナルの減弱した状態での造血幹細胞の評価 Notch1+/-Notch2+/-マウスあるいはMx-Creを用いたコンディショナルノックアウトによるNotch1-/-Notch2-/-マウスでの造血幹細胞をFACS(CD34(-)KSLの定量)にて評価した。その結果定常状態、5-FU投与後の幹細胞の活性化状態のいずれにおいても、造血幹細胞の量に差は認められなかった。またNotchシグナルの阻害薬であるg-secretase inhibitor(GSI)をin vivo投与でも造血幹細胞の量に変化は認められなかった。これらは、FACSによる表面抗原による解析および移植の系にて確認した。 2)in vitro培養での造血幹細胞の増幅におけるNotchシグナルの関与についての検討 我々はFGF1による造血幹細胞の増幅を定量的に評価し報告したが(Crcareva, et. al. Experimental Hematol. 2005)、その際GSIによりNotchシグナルを阻害することにより造血幹細胞を含むKSL分画の増幅が起こらないことを見い出した。 このように、in vitroとin vivoにおいて造血幹細胞のNotchシグナルへの依存性が異なることが判り、現在、1)ニッチにおける他のシグナルとのクロストーク、2)造血幹細胞の細胞周期の違いという観点から、胎生期から生直後の造血幹細胞が増殖期にある時期におけるNotchシグナルの役割について検討中である。
|