研究課題/領域番号 |
18591062
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
前田 嘉信 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (60403474)
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研究分担者 |
谷本 光音 岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (10240805)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,910千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | GVHD / 抗原提示細胞 / GVL効果 / 移植片対宿主病 |
研究概要 |
SAHAは宿主抗原提示細胞の機能を抑制することが明らかとなった。In vitroにてSAHAは、抗原提示細胞のサイトカイン産生能を低下させ、また、アロ抗原に対するMLR;リンパ球混合試験における増殖能が低下していた。In vivoのマウスGVHDモデルにおいて検証した結果、SAHAを投与した群でGVL効果を保持したGVHD抑制効果を認めた。次にSAHAで処理した宿主抗原提示細胞の表面抗原を解析した結果、補助シグナルが低下しアロ抗原提示能が低下していた。このSAHAで処理した宿主抗原提示細胞をつかってIn vivoのマウスGVHDモデルにおいて検証した結果、GVL効果を保持したGVHD抑制効果を認めた。この結果、SAHAはドナーT細胞を抑制するだけでなく、宿主抗原提示細胞の機能を抑制することによってGVL効果を保持したGVHD抑制効果を発揮することが判明し、新たな治療戦略が示唆された。現在論文投稿中である。 抗腫瘍効果GVLを保持したGVHDの制御を目的にLymphopenia-induced proliferation of donor T cells(LIP)を解析した。移植後のホストは前処置によってリンパ球の減少したLymphopeniaの状態にある。Lymphopeniaの状態にあるホスト内でリンパ球は定常状態を保とうと増殖する。このLIP細胞の機能を解析した結果、CTL活性は保持されている一方で、アロ抗原に対するMLR;リンパ球混合試験における増殖能が低下していることが判明した。このLIP細胞をIn vivoのマウスGVHDモデルにおいて検証した結果、GVL効果を保持したGVHD抑制効果を認めた。論文は2007年に発表した。 慢性GVHDのメカニズムはいまだ明らかとなっていないがヒトの組織を使い単球が浸潤しておりケモカインCX3CR1を介して集積した可能性が示唆された。論文は2007年に発表した。
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