研究課題/領域番号 |
18591070
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
大畑 雅典 高知大学, 医学部, 准教授 (50263976)
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研究分担者 |
今井 章介 高知大学, 医学部, 教授 (60232592)
執印 太郎 高知大学, 医学部, 教授 (80179019)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,390千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | メチル化遺伝子 / 造血器腫瘍 / 悪性リンパ腫 / Epstein-Barrウイルス / 癌遺伝子 |
研究概要 |
DNAメチル化などのエピジェネティックな異常は、DNAの一次構造の変化を起こすことなく、遺伝子情報を制御するメカニズムとして研究の重要性が認識されている。TGF-βスーパーファミリーに属するBMPはリンパ球の分化、増殖抑制、アポトーシスに関与する。その中でもプロモーター領域にCpGを多く含むBMP-6遺伝子についてメチル化解析をリンパ腫症例と様々なタイプの白血病症例で行った。メチル化はCOBRA法およびBisulfite sequencing法により、遺伝子発現はRT-PCR法とWestern blot法により、遺伝子発現はRT-PCR法とWestern blot法により解析した。びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)の60%(21/35)、バーキットリンパ腫(BL)の83%(5/6)でBMP-6遺伝子がメチル化されていた。一方、調べた他のリンパ腫組織型49例中、'メチル化が認められたのはわずか1例(2%)であった。メチル化が認められた症例では、BMP-6の発現(mRNA、蛋白)が抑制されていた。健康人末梢血単核球、反応性リンパ節組織ではメチル化はなかった。DLBCL患者をBMP-6メチル化群(n=21)と非メチル化群(n=14)に分け、その予後解析としてdisease-free survival(DFS)とoverall survival(OS)をKaplan-Meier法で検討した。メチル化群でDFS、OSとも有意差をもって不良であった。さらには多変量解析の結果、BMP-6メチル化は、DFS、OSともに独立した予後不良因子であることが判明した。DLBCLにおいて、BMP-6遺伝子メチル化は患者の予後を規定する新規メチル化マーカーであることが示された。(Chnical Callcer Res.13:3528-3535,2007.) また上記の遺伝子メチル化研究と併行して、造血器腫瘍における癌遺伝子と腫瘍増殖のメカニズム、またウイルス・細菌が関係するリンパ腫の病態解明などについての研究も行った。
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