• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

MEL1-EVI1遺伝子群による白血病発症機構の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18591075
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 血液内科学
研究機関宮崎大学

研究代表者

西片 一朗  宮崎大学, 医学部, 助教 (50253844)

研究分担者 森下 和広  宮崎大学, 医学部, 教授 (80260321)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,350千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード白血病 / t(1;3)転座 / MEL1(PRDM16) / 発症機構 / MEL1 (PRDM16) / 発現制御
研究概要

1.t(1;3)転座を有する白血病の責任遺伝子MEL1には未だ不明な点が多い(Mochizuki,2000;Nishikata,2003)。これまでの解析から、MEL1SはCtBPの有無に関わらずHDAC群と相互作用すること、少なくとも一部のHDACはCtBPと相互作用しないことから、MEL1SとHDACの相互作用にはCtBPに替わる新たな因子の関与が示唆され、探索中である。G9Aは転写抑制に関与するメチル化転移酵素で、MEL1が属するPRDMのPRDI-BF1やPRISMとの相互作用が最近報告され、実際にRT-PCR法によりL-G3細胞での発現が確認された。免疫沈降WA法による解析から、MEL1SはG9Aと反応し、CtBP存在下で相互作用はさらに強まったが、CtBP非結合型変異体ASではほとんど反応を認めなかったことから、少なくとも、L-G3細胞での分化誘導阻止に関係する因子ではないことが示唆された。
2.転写因子としての機能を明らかにするため、病態的、構造的、機能的に酷似したEVI1の標的遺伝子GATA-2ISに関するプロモーターアッセイ(Yuasa,2005)を用い、遺伝子産物MEL1SおよびASについて調べた。293TやCOS7、HeLa、CHO細胞の場合、MEL1Sは弱い転写抑制(^〜30%)を示すが、ASではほとんど効果が無かった。L-G3の場合、MEL1Sが強い抑制(^〜80%)を示し、ASでも効果を認めた(^〜45%)。両蛋白質を安定発現させたL-G3細胞でGCSFによる分化誘導が阻止され、これをTSA添加で解除できた(課題番号16590950)ことから、HDAC群のリクルートを介してMEL1SがGATA-2の転写を抑制することがL-G3細胞での分化誘導阻止に関係することが想起されるが、関与する他の因子とその機構については更なる検討が必要である。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi