研究課題/領域番号 |
18591084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
三室 淳 自治医科大学, 医学部, 准教授 (10221607)
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研究分担者 |
窓岩 清治 自治医科大学, 医学部, 講師 (70296119)
大森 司 自治医科大学, 医学部, 講師 (70382843)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,890千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 血友病A / 遺伝子治療 / 凝固VIII因子 / 凝固IX因子 / カニクイザル / 血小板 / 血友病 / 遣伝子治療 / 凝固VIII因 / 細胞移植 / 第VIII因子 / 第IX因子 |
研究概要 |
血友病A遺伝子治療:AAV8ベクターと強力な肝臓特異的なHCRHAAT一プロモーターを用い肝臓に限定してイヌFVIIIを発現させることで、血友病AマウスにおいてイヌFVIII活性を免疫抑制なしに正常イヌFVIII活性の100%以上に保つことができ、遺伝子導入による免疫寛容が可能であることが示唆された。一方、ヒトFVIIIはマウスにおける血液半減期が極めて短く血液レベルを高めることがこれまで困難であったが、HCRHAAT-プロモーターをAAV8ベクターに用いることで血友病AマウスにおいてヒトFVIII活性を10-50%に維持することが可能となった。SIVベクターを用いて血液幹細胞へFVIII因子遺伝子を導入しGPIbαプロモーターを用い血小板へ特異的にFVIIIを発現させることで血友病マウスの出血症状を改善しえ、さらに、活性化型FVII因子を血小板に発現させることでも血友病Aマウスの全血凝固が改善し尾切断後の死亡率も改善しえた。血友病B遺伝子治療:ヒトFIX特異的モノクロナル抗体で検出可能な変異カニクイザルFIX(FIXT262A:262位のThrをAlaに置換)を発現するAAV1ベクターを3頭のカニクイザル骨格筋に投与することで変異カニクイザルFIXの血液レベルを4-40%で長期間維持することが可能であった。しかし、マウスで1000%以上のFIX発現をえることができるAAV8、AAV9ベクターをサルに門脈から投与したが、サルに既存するAAV8、AAV9に対する中和抗体が低力価でも存在すると血中に期待レベルのFIXの長期発現は得られなかった。しかし、それぞれ1頭においては20%前後と治療域に達するFIXの発現が得られた。これらの成果から、安全なAAVベクターを用いた血友病遺伝子治療が可能であることが示唆された。
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