研究課題/領域番号 |
18591135
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー・感染症内科学
|
研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(長崎医療センター臨床研究センター |
研究代表者 |
右田 清志 独立行政法人国立病院機構, 長崎医療センター・臨床研究センター, 病因解析研究部長 (60264214)
|
研究分担者 |
石橋 大海 独立行政法人国立病院機構, 長崎医療センター・臨床研究センター, センター長 (80127969)
江口 勝美 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30128160)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,820千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 全身エリテマトーデス / Toll様受容体 / B細胞 / 全身性エリテマトーデス / 自然免疫 / インターフェロン |
研究概要 |
全身性エリテマトーデスは、自己抗体である抗DNA抗体の産生を特徴とする全身性自己免疫疾患である。その病因として、自己反応性B細胞の活性化、自己抗体産生が考えられている。Toll様受容体は、さまざまな病原体の菌体成分を認識する受容体で一部の受容体は、核酸成分を認識する。SLEの病因を解明する目的で、SLE患者末梢血リンパ球のTLR発現を検討した。その結果、SLE患者末梢血の、形質細胞様樹状細胞(PDC)においては、TLR9の発現は、変化がみられなかったがB細胞においては、健常人に比べ有意なTLR9の発現亢進がみられた。TLR9は、SLE患者の、抗DNA抗体から成る免疫複合体を認識し、B細胞、樹状細胞に活性化シグナルを送ることが明らかにされている。SLE患者、B細胞のTLR9発現の亢進は、SLE患者、流血中に増加している免疫複合体などの核酸成分の認識、B細胞のさらなる活性化を引き起こし、SLEの自己免疫発現の永続化に関与することが示唆された。
|