研究課題/領域番号 |
18591181
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
小川 真司 千葉大学, 医学部・附属病院, 助教 (70400827)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,950千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 肝細胞移植 / アポトーシス / CrmA |
研究概要 |
ケノデオキシコール酸(CDCA)は過量に存在するとFas pathwayを介して肝細胞のアポトーシスを誘導する。一方、cow pox由来のCrmA蛋白は、Caspase1と8を阻害することでFas pathwayを阻害し、抗アポトーシス作用を有する。レシピエント肝細胞のアポトーシスの誘導に過量のCDCAを用い、一方、ドナー肝細胞に抗アポトーシス作用を有するCrmA蛋白を導入する。CrmA遺伝子を、CDCAにて活性化されるIntestinal bile acid binding protein(I-BABP)promoterの下流に挿入し、過量のCDCA存在下でのみ発現するようにする(継続的にアポトーシス抵抗性であると将来癌化の可能性があるため)。過量のCDCAを投与されたレシピエント肝内で、CrmA遺伝子導入されたドナー肝細胞が再増殖することを目的とし、本年度は以下の基礎的項目を確認した。ドナー肝細胞に-過性のアポトーシス抵抗性を付与:CDCAを投与されたレシピエントに移植した場合、移植されたドナー肝細胞にもCDCAによるアポトーシスが誘導される。アポトーシス抵抗性付与目的に、ドナー肝細胞に抗アポトーシス作用を有するCrmA蛋白(EGFPとの融合蛋白)を導入する。HepG2細胞にI-BABP promoter-EGFP-CrmA遺伝子断片をLentivirus vectorを用いて導入し、CDCA添加の有無によるアポトーシス抵抗性をin vitroにて検証した。CDCA不添加では、抗Fas抗体によりアポトーシスが誘導されたが、CDCA存在下ではCrmA蛋白の発現が確認され、抗Fas抗体によるアポトーシス誘導に抵抗性となることを証明した。
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