研究課題/領域番号 |
18591183
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
関根 孝司 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (50255402)
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研究分担者 |
五十嵐 隆 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (70151256)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,820千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | Neph1 / Nephrin / リン酸化 / PAN腎症 / TRPC6 / PLCγ / Caチャネル活性 / 蛋白尿 / 糸球体上皮細胞 / スリット膜 / 質量分析 / シグナル伝達 |
研究概要 |
1年目の研究により、糸球体蛋白濾過障壁となっている糸球体上皮細胞スリット膜構成分子であるNeph1のリン酸化とリン酸化部位の決定、およびプロタミン硫酸モデルでのNeph1およびNeprinのリン酸化について同定した。 2年目は、ネフローゼ発症モデルラットであるPAN腎症モデルにぽいてNeph1のリン酸化を解析した。PAN腎症モデルでも蛋白尿発症時期に一致してY637のチロシン残基がリン酸化されていることが明らかとなった。さらに、Neph1、nephrinのリン酸化の後の糸球体上皮細胞内でのシグナル伝達について詳細に解析した。得られた結果のうちで特筆すべきは、以下の2点である。 1)Neph1-PLCγ-TRPC6がNeph1リン酸化特異的に複合体を作ること 2)Neprinリン酸化によりTRPC6の活性に変化が生じること TRPC6はヒト遺伝性ネフローゼでの変異が確認されたネフローゼ発症のkeyとなる分子であり、その分子がNeph1のリン酸化により複合体を形成することは、neph1リン酸化と蛋白尿発症に連関があることを示唆する。スリット膜分子であるnephrinのリン酸化が直接にTRPC(Caチャネル)の活性を変化させた。この結果もNeprinリン酸化がネフローゼ発症と直接関連をもつことを強く示唆する。 今後、このような変化がヒトネフローゼ患者組織でも生じているか(nephrin、neph1の特定のチロシン残基のリン酸化)検証し、さらにnephrin,neph1をリン酸化させる因子の同定を試みる。
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