研究課題/領域番号 |
18591207
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 北海道立衛生研究所 |
研究代表者 |
岡野 素彦 北海道立衛生研究所, 感染症センター微生物部, 部長 (50261300)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,890千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 慢性活動性EBウイルス感染症 / EBV関連抗原 / 免疫学的解析 / 慢姓活動性EBウイルス感染症 / EBウイルス関連抗原 |
研究概要 |
研究代表者らが作成した診断指針を用い、慢性活動性EBウイルス(EBV)感染症患者を検討し、以下の結果を得た。1.PCR法を用いた末梢血単核球および組織におけるEBVゲノムの同定は、全例陽性であった。なお、末梢血単核球でのコピー数は著しく増加していた。2.蛍光抗体法および免疫ブロット法によるEBV潜在関連抗原ならびに遺伝子の発現は、主にEBV-determined nuclear antigen(EBNA)-1およびlatent membrane proteins(LMPs)を認め、少数例ではさらにEBV-2を認めた。主な感染細胞は、NK細胞のほか一部はT細胞でありその場合より重症となる傾向を認めた。3.RT-PCR法を用いた潜在関連抗原遺伝子の発現も前記2.と同様の結果を得た。4.これらの細胞では、EBV増殖関連抗原ならびに遺伝子の発現を認めなかった。5.末梢血および組織では、特異な染色体異常を認めなかった。6.自然末梢血単核球培養では、前記2,の抗原ならびに遺伝子発現が、経時てきに減少した。6.IL-2添加末梢血単核球培養では、前記2.の抗原発現の経時的増加を認める傾向をみた。7.臍帯血単核球との混合培養では、前記2.の抗原発現が、経時的に減少した。なお、対照としたEBV抗体陽性健康人では、少数例で末梢血単核球にEBVゲノムを認めたが、低いコピー数であった。また、自然末梢血単核球培養、臍帯血単核球との混合培養では、少数例でEBV陽性細胞株が樹立され、潜在関連抗原ならびに遺伝子は、EBNA、LMPとも全ての発現が経時的に増加した。加えて、患者では、Granzyme Bの発現は低下し、EBV-specific cytotoxic T lymphocytes活性不全が示唆されるとともに、NK細胞活性も多数例で低下をみた。
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