研究課題/領域番号 |
18591212
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
伊藤 嘉規 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (20373491)
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研究分担者 |
葛島 清隆 愛知県がんセンター, 腫瘍免疫学部, 部長 (30311442)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,010千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | EBウイルス / EBNA1 / 細胞傷害性Tリンパ球 / エピトープ / MHC-テトラマー |
研究概要 |
Epstein-Barrウイルス(EBV)核抗原1(EBNA1)はすべてのEBV感染細胞に発現する唯一の潜伏感染抗原であるが、その分子構造により細胞傷害性Tリンパ球(CTL)の標的にならないというのが定説であった。最近、EBNA1のCTL抗原決定基(エピトープ)が生成されることが報告され、EBNA1が細胞性免疫応答の標的として再評価された。私共は、EBNA1mRNA導入樹状細胞を用いて、健常EBV既感染者からヒト白血球抗原(HLA)-B*3501およびHLA-Cw*0303拘束性のEBNA1特異的CTLクローン(それぞれC6、B5と名付けた)を分離した。クローンB5は新規のエピトープを認識していた。末梢血中の特異的CTLの頻度を測定するため、この新規エピトープおよびC6のエピトープ(既報)を用いてMHC-テトラマーを作製した。リンパ球・ペプチド混合培養法によりCTL頻度を測定し、健常既感染者では1x10^<-5>から1x10^<-4>程度と、予想よりも頻度が高いことが示唆された。B5およびC6クローンはHLA拘束性にEBV陽性リンパ芽球用細胞株の増殖を抑制した。さらに、B5はHLA拘束性にEBNA1発現胃癌細胞株を認識し、インターフェロン-γを産生した。 一方、近年、細胞性免疫応答におけるCD4^+T細胞の重要性が注目されており、EBNA1特異的CD4^+Tクローンの分離を試みた。その結果、EBNA1蛋白全長をカバーする13merの長さの重なりを持ったペプチド群をパルスした、ドナー末梢血リンパ球を抗原提示細胞とする誘導法により、健常既感染者から5種類のEBNA1特異的CD4^+Tクローンを分離した。このうち1種類のCD4^+TクローンはDRB1^*0401、DRB1^*0403およびDRB1^*0406拘束性の新規エピトープを認識していると考えられた。
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