研究課題/領域番号 |
18591357
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
新津 守 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (50251062)
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研究分担者 |
福林 徹 早稲田大学, スポーツ科学部, 教授 (70114626)
高橋 英幸 日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学研究部, 研究員 (00292540)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | MRI / 高分解能画像 / 関節 |
研究概要 |
本研究はマイクロスコピーコイルと臨床で使用可能な1.5T装置を用いて、「関節鏡に相当する」関節の微細病変の描出を目標とした。 半月板、軟骨、腱、靭帯組織など、ミクロン単位の関節微細構成要素の描出には従来のMRIの概念を破る超高分解能画像が必須であったが、これを解決したのがマイクロスコピーコイルである。今回マイクロスコピーニイルを用いることにより、通常の臨床用1.5T商用機を用いても、面内分解能は100ミ知ン以下を容易に達成できることを基礎実験で証明した。健常人と患者に対して行った、マイクロスコピーコイルによる高分解能MR画像は、軟骨を含む関節の超微細病変を正常および病的構造を容易に描出可能であった。手関節では三角線維軟骨複合体とその周囲、膝関節では内側側副靭帯の超微細構造が描出可能であった。また8チャンネル膝用コイルもマイクロスコピーコイルに相当する高分解能画像を提供した。 これらを駆使して、本研究では臨床で使用可能な短時間での高分解能画像獲得の可能性を多くの学会発表で提示し、新しい関節描出方法を提言することができた。特にマイクロスコピーコイルと多チャンネルコイルの臨床例を図書にまとめることができたことは、関節の超高分解能MR画像の可能性を広く世に紹介できたと考える。
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