研究課題/領域番号 |
18591401
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
川岸 直樹 東北大学, 病院, 助教 (00333807)
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研究分担者 |
土井 秀之 東北大学, 病院, 准教授 (90188839)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,790千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 血液型不適合 / 肝臓移植 / 拒絶反応 / 賢臓移植 / 腎臓移植 |
研究概要 |
本研究は、血液型不適合肝移植の成績が極めて悪く、その主な原因は抗血液型抗体による激烈な急性拒絶反応であることから、この抗血液型抗体産生の機序を解明することと、臨床で抗体除去を行った場合、移植成績は向上するのか検討することを目的とする。 血液型抗原である糖鎖そのものをELISAプレートに張り付けて抗体価を測定した方が、より感度が高く、より定量性もあることを新たに発見し、そのシステムで抗体価を測定し、臨床で実際に行われている赤血球凝集反応と比較検討することを進めた。その結果、このELISAによる抗血液型抗体価測定では、患者の極少量の血清で測定できる他、凝集法よりもより客観的に絶対値で測定できることがわかり、日本消化器外科学会雑誌に投稿し受理された。さらに、Tohoku Journal of Experimental Medicine 211; 359-367, 2007に個々の症例でのELISAと凝集法の比較を行い受理された。また、Therapeutic Apheresis and Dialysis; 11(5): 319-24, 2007には、これまでの血液型不適合症例での抗体除去の方法、その結果を掲載した。 また、当初は、血液型抗原に対する抗体産生を観察するため、健常人の末梢血から採取したリンパ球をin vitroで血液型抗原を抗原刺激として培養し、そこから集めた培養上清中の抗体価を測り、limiting dilution assayなどの手法で抗血液型抗体を産生するリンパ球がどのくらいの割り合いで存在するのかを調べる予定であったが、リンパ球を血液型抗原で培養して抗体産生をおこさせるシステムが意外と難しいことが判明した。 また、検体提供者や家族の人権および利益の保護状況については、検体に関しては匿名化であり外部に対しては一切氏名を公表しておらず、本人家族に不利益をもたらすようなことは一切行っていない。
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