研究課題/領域番号 |
18591410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
安近 健太郎 京都大学, 医学研究科, 助教 (00378895)
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研究分担者 |
猪飼 伊和夫 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60263084)
高田 圭 京都大学, 再生医科学研究所, 研究員 (20423056)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,920千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ES細胞 / 肝細胞 / 膵β細胞 / 分化誘導 |
研究概要 |
(1)マウスES細胞に対する転写因子発現制御系の確立 マウスES細胞より胚葉体を形成させ、中内胚葉系転写因子であるMixおよびHexのOpen Reading Frameをcloningし、Tet-ON systemを用いた発現制御プラスミドを構築した。IRESを用いて目的遺伝子発現細胞はGFP陽性細胞として認識可能とし、これを遺伝子導入することにより遺伝子改変マウスES細胞を作成した。 (2)成熟肝細胞および膵β細胞への分化誘導へのin vitro分化誘導 上記マウスES細胞からMix発現細胞を蛍光励起セルソーターにより分離回収し、種々の培養条件下における経時的RT-PCRにより中胚葉系細胞マーカーおよび内胚葉細胞マーカー発現を検証した。GFP陽性細胞においてGscなど他の中胚葉系細胞マーカーの発現を認め、かつGATA4、FoxA2などの内胚葉系転写因子発現を認めたものの、肝細胞マーカーの発現は認めなかった。insulin遺伝子の発現は認めたものの、GLUT2やPdx-1などの発現は認めず、十分な膵β細胞分化誘導所見は得られなかった。一方、胎仔肝由来Thy1陽性間葉系細胞と共培養したマウスES細胞由来内胚葉細胞に肝細胞マーカーの遺伝子発現を確認すると共に、位相差顕微鏡や電子顕微鏡にて肝細胞としての形態変化を認めた。 (3)マウスES細胞由来肝細胞移植 AFPプロモーター制御下にGFPを発現するように構築した遺伝子改変マウスES細胞に対し、LacZ遺伝子を導入し生体内において移植細胞をX-gal染色陽性細胞として識別可能にした。これを致死的肝障害モデルマウスの脾臓内にマウスES細胞由来肝細胞を細胞移植し、移植細胞生着を確認できただけでなく致死率の改善を確認できた。
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