研究課題/領域番号 |
18591425
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
岩田 博英 愛知医科大学, 医学部, 講師 (80424951)
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研究分担者 |
平井 正文 愛知県立看護大学, 看護学部, 教授 (80115625)
太田 敬 愛知医科大学, 医学部, 教授 (90126839)
石橋 宏之 愛知医科大学, 医学部, 准教授 (10257660)
杉本 郁夫 愛知医科大学, 医学部, 講師 (30278353)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,450千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
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キーワード | リンパ浮腫 / 周径 / 臨床 |
研究概要 |
三次元形状計測装置は、正常者において下腿、足首に比較し足部の再現性が悪かった。それは写真撮影の際、立位にて足の撮影を行っていたが、足の力の入れ具合で微妙な形の違いがでるためである。そこで被検者を臥位の状態で撮影する、足を固定するなど工夫して足部の再現性を良くすることができた。このような三次元形状計測装置の改善により、足部の変異係数の改善が得ることができた。この再現性のよい三次元形状計測装置は、浮腫の病態生理の研究、治療効果の判定に有用と考えられた。そこで正常者においてこの装置を用いて、下腿、足首の部分を計測し浮腫の日内変動の観察を行った。浮腫の予防は、個人個人の生活環境に合わせた対策が必要であるが、正常者では、浮腫は朝から夕方にかけて次第に増加することから、朝のうちより予防対策を積極的に講じることが大切であった。弾性ストッキングは、圧迫圧の強い22mmHg、14mmHgなどの弾性ストッキングほど浮腫予防効果が著明であったが、8mmHgという弱い圧迫圧でも、朝夕の周径差を各個人間でみると、ストッキングを使用しないときに比較してストッキングを履いたときの方が夕方の周囲径の増加が少なく、予防効果が認められた。運動、下肢挙上はいずれも浮腫の予防、軽減に有用であり、特に歩行や下肢運動など、筋ポンプ作用を増強させる強い運動が必要である。しかし高齢者などでは、下肢の筋ポンプ作用を応用しにくい時は、下肢挙上などを用いるとよいと考えられた。
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