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ATP-sensitive K channelの外的修飾による肝細胞保護

研究課題

研究課題/領域番号 18591498
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関秋田大学

研究代表者

柴田 聡  秋田大学, 医学部, 講師 (40333934)

研究分担者 宮澤 秀彰  秋田大学, 医学部, 助教 (10323148)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,910千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 510千円)
2007年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードKATP / 肝虚血再灌流障害 / 肝星細胞 / gliotoxin / 外科 / K_<ATP> channel / 細胞保護
研究概要

肝実質細胞は外的に修飾するのが困難であることから、KATPという新しい観点から攻めることで未だかつてなかった保護効果を期待した。しかし、KATPの存在部位が当初想定していた肝実質細胞ではなく血管内皮細胞であることから、KATPに固執する必要は無いと判断し、KATP投与による化学的循環改善よりもより直接的に肝微小循環を改善する物理的手法を考案しその適否を検討した。
我々は、肝微小循環を制御すると言われている肝星細胞に着目した。肝星細胞は類洞における肝微小循環の制御を担っている可能性があると考えられている。そこで、われわれはこの肝星細胞を外的に修飾することで肝虚血再灌流障害を軽減できないか検討し、その結果を本研究の最終的な到達目標とした。
肝星細胞は細胞外マトリックスの調節と自身の伸縮により組織骨格の調節を行っている。よって虚血再灌流時における肝星細胞の変化を解明し、それを制御することで虚血再灌流障害からの脱却につながるのではないかと考えた。
Gliotoxinという薬剤はin vivoにおいて肝星細胞にアポトーシスを誘導することが知られている。また、肝線維化モデルにおける活性化星細胞のアポトーシスを誘導することは知られている。このGliotoxin血投与により肝星細胞数が減少することを明らかにした。また、その減少に伴って、肝類洞の拡張を認めた。
これにより、その後の虚血再直流時の類洞におけるperfusionが保たれたと考えられる。すなわち、肝星細胞は類洞径を変化させることによって、肝微小循環を調節していると考えられる。
肝微小循環の保持は虚血再灌流時における組織障害を抑制することが示された。血中AST,ALTおよびLDH値は組織変化を良く反映していた。肝星細胞を減少させることは、類洞の径拡大と、それに伴う微小循環の保持をもたらし、結果的に肝保護効果に働いたと考えられた。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Implication of decreased level of total cholesterol after gastrointestinal surgery.2007

    • 著者名/発表者名
      Shibata, S, et. al.
    • 学会等名
      42nd world congress of he international society of surgery
    • 発表場所
      Montreal, Canada
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] Implication of decreased level of total cholesterol after gastrointestinal surgery2007

    • 著者名/発表者名
      Shibata S, Sato T, Kume M, Yoshioka M, Miyazawa H, Iida M, Uchinami H, Ichihara T, Yamamoto Y
    • 学会等名
      42nd world congress of he international society of surgery
    • 発表場所
      Montreal, Canada
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] Implication of decreased level of total cholesterol after gastrointe stinal surgery.2007

    • 著者名/発表者名
      Shibata S, et. al.
    • 学会等名
      42nd world congress of he international society of surgery
    • 発表場所
      Montreal, Canada
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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