研究課題/領域番号 |
18591510
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
坂口 孝宣 浜松医科大学, 医学部, 助教 (70313955)
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研究分担者 |
中村 利夫 浜松医科大学, 医学部, 講師 (40283353)
稲葉 圭介 浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (10397383)
三輪 匡男 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (10046287)
菅谷 純子 静岡県立大学, 薬学部, 准教授 (30098131)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,280千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 外科 / ストレス / 生態学 / 臨床 / 血小板活性化因子 / 肝切除 / 肝不全 / 遺伝子多型 / 術後合併症 |
研究概要 |
研究目的:大量肝切除術後の肝不全、他臓器不全は未だに重篤な合併症である。血小板活性化因子(Platelet-activating factor:PAF)の過剰産生が一因とされる。PAF不活化酵素PAF acetylhydrolase(PAF-AH)は産生されたPAFを不活化するが、血漿PAF-AH活性値は遺伝子多型によって異なり、低活性・無活性型は炎症性疾患の発生や治療に影響するとされる。本研究の目的は、PAF-AH遺伝子多型や肝切除周術期血中PAF-AH活性値と術後合併症との関連を調べることである。 研究方法:術前・術後に採取した末梢血2mlを用いて、(1) Allele-specific PCR(AS-PCR)法によりPAF-AH遺伝子多型を解析、(2) 血漿中PAF-AH活性値を測定、(3) Vital signの変動、一般的な血液検査、周術期合併症を記録、上記を総合的に検討した。 研究結果:平成17年3月から平成19年7月までに、肝切除、開腹下腫瘍焼灼術を施行した37名の患者を対象とした。患者の疾患は、肝細胞癌24例、転移性肝癌9例、胆道癌4例であった。 (1) PAF-AH遺伝子多型は高活性型27例、低活性型10例で、無活性型はなかった。転移性肝癌などの正常肝群と慢性肝疾患を背景とする障害肝群の間で、低値型の割合に差はなかった。 (2) 周術期のPAF-AH活性値は、低活性型では変動が少ない。高活性型では術前と較べ、第1病日に10〜30%PAF-AH活性値が低下したが、第7病日には術前値に復した。術後に高活性型のPAF-AH活性値が低活性型を下回ることはなかった。高活性型と低活性型の間で血液データの周術期変動に差はないが、第1、5、6病日の日中最高体温は低活性型で有意に高かった。
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