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膵内の膵幹細胞の分離同定とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 18591527
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 消化器外科学
研究機関日本医科大学

研究代表者

工藤 光洋  日本医科大学, 医学部, 助教 (20256978)

研究分担者 内藤 善哉  日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (20237184)
石渡 俊行  日本医科大学, 医学部, 准教授 (90203041)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,650千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワードインスリン / Activin-A / Betacellulin / AR42J / 骨髄間葉系肝細胞 / FGF / 骨髄幹細胞 / progenitor cell / 転写因子
研究概要

近年、膵導管細胞や腺房細胞が膵ラ氏島細胞の前駆細胞である可能性が示唆されている。さらに、骨髄、脂肪組織、肝臓、小腸、臍帯血、胎盤など膵島細胞に分化可能な多くの成体幹細胞のソースが報告されている。しかし、それらの幹細胞・前駆細胞の分子生物学的特性は未だ完全には解明されていない。今回、我々はラット腺房細胞由来の細胞株AR42Jとヒト骨髄間葉系幹細胞を用い、in vitroでのActivin-Aによるインスリン産生細胞誘導について検討した。(1)AR42J細胞はインスリン産生細胞への分化誘導のモデルとして使用されている。Activin-AとHGFで細胞を処理後、免疫蛍光抗体法でインスリン産生細胞を確認した。またRT-PCR法にてPDX-1,RegI,RegIII,Foxa2などの膵の発生や分化に関連する転写因子のmRNA発現も解析した。AR42J細胞では、Activin-A+HGF処置により、Foxa2の発現は減少し、一方RegIIIの発現は増加していた。これらの転写因子の発現変化はAR42J細胞のインスリン産生細胞への分化誘導に関わっている可能性がある。(2)間葉系細胞の長期培養や継代数の増加は、細胞の形質変化をもたらし多分化能欠失の原因となる。我々は、ヒト骨髄間葉系幹細胞(h-MSC)をゼラチンコート処理した培養皿上、かつbFGF含有無血清培地を用い培養することで、良好な増殖能と細胞形質を維持した。さらに、このh-MSCに高グルコース濃度の条件下でActivin-Aとbetacellulinを作用させることで、h-MSCはspheroid-shape細胞やクラスタ形成の増加、細胞サイズの増大を示した。このような形態変化とともに、h-MSCが高率にインスリン発現細胞に分化誘導されることを確認した。AR42J細胞同様、Activinやbetacellulinによるh-MSCの分化誘導に関わる転写因子の解析を進めて行く。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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