研究課題/領域番号 |
18591530
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 大阪医科大学 |
研究代表者 |
宮本 好晴 大阪医科大学, 医学部, 助手 (20368096)
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研究分担者 |
高折 恭一 大阪医科大学, 医学部, 講師 (10329485)
中西 豊文 大阪医科大学, 医学部, 助教授 (10247843)
岩本 充彦 大阪医科大学, 医学部, 助手 (20351398)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
2006年度: 2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
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キーワード | 膵癌特異抗原 / 自己抗体 / PANC-1 |
研究概要 |
本研究は膵癌発現蛋白と特異的に結合する患者血清中の自己抗体を標的として膵癌特異抗原を選択的に検索・同定することを目的とした。次に述べる(1)〜(4)までの4段階に沿って研究を進める計画とした。(1)2次元電気泳動法、ウェスタンブロットおよびプロテオーム手技を用いて汎用性株細胞ヒト膵臓癌(PANC-1:(株)大日本住友製薬)発現蛋白に特異結合する新規自己抗体を膵癌患者血清中より同定する。(2)自己抗体に対する抗原蛋白のmRNAを細胞株より抽出、cDNAを合成し大腸菌に導入する。抗原蛋白を大量合成しELIZA法を確立する。(3)膵癌、膵炎(非膵癌疾患)および健常者を対象に測定し、新たな癌マーカーとしての有用性を検討する。(4)臨床へのフィードバックを目的に外科切除された膵癌標本(癌部、非癌部)を用いて遺伝子発現、免疫染色等により抗原蛋白の機能解析を行い検出された自己抗体の治療への応用も検討する。まず前記(1)の予備研究として、ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針(平成13年3月29日文部科学省・厚生労働省・経済産業省告示第1号)及びヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針の施行等について(平成13年3月29日付け文部科学省研究振興局長・厚生労働省大臣官房厚生科学課長・経済産業省製造産業局長連名通知)を遵守して採取保存された健常人および食道癌患者の血清を用いて、2次元電気泳動法、ウェスタンブロットおよびプロテオーム手技による検討を行った。その結果、食道癌患者血清において新たな癌マーカー候補「ペルオキシレドキシン6」を見出し報告した。引き続いて、汎用性株細胞ヒト膵臓癌(PANC-1)発現蛋白に特異結合する新規自己抗体を膵癌患者血清中より同定するマーカー候補検索を行なった。しかし研究代表者が病気のため長期療養に入ることになるため、平成18年10月1日より研究廃止とした。
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