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肺癌のリンパ節転移におけるTGF-ベータの役割に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18591538
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関秋田大学

研究代表者

河合 秀樹  秋田大, 医学部, 助手 (20291271)

研究分担者 片寄 喜久  秋田大学, 医学部, 講師 (40282165)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,680千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2006年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードセンチネルリンパ節 / 転移準備状態 / 血管新生 / リンパ管新生 / myofibroblast / 肺癌
研究概要

(目的)センチネルリンパ節は悪性腫瘍から流出するリンパ流が最初に到達するリンパ節である。癌の影響を最も受けやすいためセンチネルリンパ節を転移解明モデルに使うことは有用であると考え、本研究のデザインを行った。肺癌におけるセンチネルリンパ節を用いてリンパ節における癌転移準備状態成立の機序を、リンパ節内間質形成の評価をもって明らかにし、さらにTGF-betaのリンパ節転移準備状態に関する役割の解明を目標とする。
(方法)当科で開発した磁気センサーを用いて術中センチネルリンパ節同定を行い、得られたサンプルを用いて、免疫組織染色、PCR、フローサイトメトリーを用いて、センチネルリンパ節内のmyofibroblastの同定、血管およびリンパ管新生、TGF-betaによる影響について評価した。
(結果)センチネルリンパ節において皮質にmyofibroblastの出現を免疫染色にて確認した。血管新生の指標として、VEGF-AのRNA量を定量PCRで測定、非センチネルリンパ節と比較したところ、paired-T testにて、有意にセンチネルリンパ節でVEGF量の増加が認められた。同様にリンパ管新生の指標としてLYVE-1のRNA量を検討したが、これも有意にセンチネルリンパ節で増加を認めた。なお、センチネルリンパ節は微小転移陰性であることを、PCRにてCEAの定性を行うことで確認した。
(結論)現在の結果は上記のごとくであり、センチネルリンパ節において癌転移準備状態が成立していることが示唆された。今後は、この転移準備状態がTGF-betaによって誘導されるかどうかを検証する予定である。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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