研究課題/領域番号 |
18591544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
尾崎 良智 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (00378449)
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研究分担者 |
手塚 則明 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (40303771)
藤野 昇三 帝京大学, 医学部, 教授 (10209075)
澤井 聡 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (60335172)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,920千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 癌免疫治療 / 90K / 肺癌 / CTL / 樹状細胞 |
研究概要 |
我々は腫瘍関連抗原90K/Mac-2 Binding Proteinが肺癌において高発現し、同抗原由来のHLA-A2拘束性CTLエピトープペプチドによって健常人より樹立したCTLがペプチドパルス標的細胞および90K高発現癌細胞株を認識し細胞傷害活性を示し、肺癌患者において90Kに対する免疫応答はin vitro誘導可能であることがわかった。さらにより効率的に90K特異的CTLを誘導する方法として抗原提示能に優れた成熟樹状細胞を刺激細胞として用いたところ、担癌患者においてPBMCを用いた時よりも有意に特異的CTLの誘導に優れていた。さらにDNAワクチンへの臨床応用をすすめるため、in vivoでの詳細な癌ワクチンモデルを検討した。以前から我々のグループで報告してきたハトチトクローム由来pan-IAペプチドを用いて同ペプチドで刺激した樹状細胞を接種した担癌マウスにでの癌ワクチンモデルを作成した。この実験系において、仮想癌抗原である卵白アルブミン(OVA)をコードしたDNAワクチン接種マウスでのpan-IAペプチド刺激樹状細胞のアジュヴァント効果が明らかとなった。この結果は90Kを抗原とした樹状細胞ワクチンによる癌免疫療法のin vivo実験を行うにあたり、今後有用な実験モデルとなると考えられた。
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