研究課題/領域番号 |
18591559
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胸部外科学
|
研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 幸夫 自治医科大学, 医学部, 准教授 (10312844)
|
研究分担者 |
蘇原 泰則 (蘇原 やすのり) 自治医科大学, 医学部, 教授 (60114097)
小林 英司 自治医科大学, 医学部, 教授 (00245044)
|
連携研究者 |
蘇原 泰則 自治医科大学, 医学部, 教授 (60114097)
小林 英司 自治医科大学, 医学部, 教授 (00245044)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
3,930千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 630千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
|
キーワード | 白血球 / 内皮 / 肺障害 / ARDS |
研究概要 |
緑色蛍光蛋白遺伝子導入ラットにおいて麻酔下に肺微小循環を蛍光顕微鏡下に観察、肺循環の毛細血管における白血球の通過を可視化した。これを高感度蛍光観察用CCDにて記録、PCにて解析し、白血球の毛細血管通過時間および毛細血管における集積、細静脈における白血球動態を評価するモデルを確立した。このラットにエンドトキシンを静注し、肺循環においては、細静脈に白血球の集積がおこる体循環とは異なり、肺循環においては毛細血管に白血球が毛細血管に集積することを、標識による修飾の加わらない状態での白血球の動態をリアルタイムで観察することにより、証明した。この研究の成果の一部は日本外科学会総会サージカル・フォーラムにて発表した。このモデルにおいて白血球のcGMP濃度を、NOのドナーであるSNAP等を用い、cAMP濃度はcAMP合成を促進するプロスタグランディンI2及びcAMP分解を抑制するphosphodiesterase type4阻害薬を用い、増加させ白血球の集積への影響を評価した。 また、肺循環の定量的評価を行う目的でMRIを用い実験を行った。FAIR法は造影剤を使用することなく血流を評価できるMRIの撮像法であり,これを肺循環の評価に用いた。体位変換により、肺内の血流分布が変化する事を示す事ができた。腹臥位では、仰臥位に比し肺循環の不均等が減少することを定量的に示した。これは急性肺障害の患者の体位を腹臥位にすると酸素化が改善する理由の一つと考えられた。
|