研究課題/領域番号 |
18591589
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
橋本 直哉 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (90315945)
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研究分担者 |
平田 雅之 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30372626)
吉峰 俊樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00201046)
山田 惠 京都府立医科大学, 医学系研究科, 講師 (80315960)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,760千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | トラクトグラフィー / 3テスラMRI / 神経線維機能局在 / 電気生理学的モニタリング |
研究概要 |
3テスラMRIトラクトグラフィにより、半卵円中心の神経線維・体性機能局在を検証することを目的として以下のように研究をすすめ、成果を得た。 (1)20名の被験者において3T-MRI装置で拡散テンソル画像(DTI)を撮像し、fiber tractpgraphy(FT)画像を作成するための撮像条件を確定した。さらに、上肢/体幹/下肢の運動および感覚神経線維の分離を行う方法を確立し、その情報をDICOM画像としてナビゲーションシステムに搭載、手術に臨床応用した。 (2)(1)で標準化に用いられたデータを、MEG,fMRIのデータと比較し、FT画像の正当性を検証した。Eloquent領域に病変がある場合に機能的な皮質と解剖学的皮質が一致するかを検討した。多くの症例で解剖学的な神経線維の始点、終点と機能的皮質が一致したが、一部の症例で情報の解離がみられた。一次機能皮質に発生した腫瘍などでは、機能皮質が再構築される可能性があり、FT画像の作成にもfMRI,MEGなどのデータを利用する必要がある。 (3)これらナビゲーションシステム上の3T-FT画像を、5例のeloquent領域関連の手術において応用した。SEPおよび皮質下刺激によるMEPと3T-FT画像の比較検討から、FTにおける半卵円中心の運動/感覚線維somatotopyは電気生理学的所見と一致し、FTにより示されたこれら神経線維somatotopyの正当性が示唆された。
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