研究課題
基盤研究(C)
局所脳虚血ラットを、通常ケージで単独に飼育する群(Standard:S群)と運動器具が備えられた充実環境で飼育する群(Enrich:E群)に分けた。虚血前後と2、4週間後の神経・運動機能、脳における神経受容体機能(ベンゾジアゼピン受容体プローブ(123/125IMZ)使用)、遺伝子、蛋白発現を両群で比較検討した。梗塞面積に両群で差はなかった。E群はS群に比べて、神経・運動機能は有意に改善、神経受容体機能は皮質梗塞周辺部において有意に高かった。梗塞周辺部での遺伝子発現は、E群がS群に比べbrain derived neurotrophic factor (BDNF)遺伝子発現が低下、BDNF蛋白は皮質の神経線維に発現しており、E群がS群に比し有意に発現が低下していた。BDNFは、環境刺激による脳神経機能回復に寄与している可能性がある。
すべて 2008 2007 2006
すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (8件) 図書 (1件)
Nucl Med and Biology 33
ページ: 21-27
Nuclear Medicine and Biology 33
脳卒中 28・4
ページ: 522-526
10018686705