研究課題/領域番号 |
18591621
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
|
研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
岡田 恭司 秋田大学, 医学部, 准教授 (10185431)
|
研究分担者 |
高橋 周 秋田大学, 医学部, 助手 (90344754)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,060千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 360千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | Acridine orange / Ultrasound / Sarcoma / U1trasound / sarcoma |
研究概要 |
音響感受性物質としてのアクリジンオレンジの有用性を確認するため以下の実験を行い、項目5のような結論に至り、その結果を報告した。 1.細胞の継代と腫瘍細胞浮遊液の調整:マウスの腹腔内でSarcoma180を継代し使用した。実験時にヘマトサイトメーターを用い、PBSで希釈して細胞数を7.52×lO^5/ml(5.25×10^5/0.7ml)に調整した。 2.アクリジンオレンジ、ピロキシカムとスパフロキサシンの濃度調整:非ステロイド系抗炎症剤であるピロキシカムと、ニューキノロン系抗菌剤であるスパフロキサシンと、今回の検討対象であるアクリジンオレンジの3剤を比較検討した。 3.超音波照射装置:これまでに用いている装置を使用した。 4.超音波照射実験:5.25×10^5/0.7ml個の細胞浮遊液と、アクリジンオレンジ、ピロキシカムとスパフロキサシンそれぞれ0.7mlを混じて、直径20mm、高さ40mm、底面を超音波透過性のMylar film(厚さ9μm)としたガラス管中に入れ、共振周波数2MHzで2.OW/3.OWで60秒間照射した。 5.評価項目と結果:(1)塗沫標本、(2)生存率、(3)アポトーシスの検出、(4)電顕による観察で評価し、細胞の形態変化、腫瘍細胞の生存率の低下、アポトーシスの増加が細胞表面の微絨毛の消失、細胞内小器官の変性、破壊などを認めいずれでも認められたが、アクリジンオレンジではピロキシカムやスパフロキサシンよりも低濃度で同等の抗腫瘍効果が認められ、臨床的により有望な超音波感受性物質であると結論した。
|