研究課題/領域番号 |
18591664
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所) |
研究代表者 |
松井 好人 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 環境影響部門, 研究員 (80335348)
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研究分担者 |
道上 敏美 地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪府立母子保健総合医療センター(研究所), 環境影響部門, 部長 (00301804)
樋口 周久 大阪大学, 保健センター, 助手 (62347000)
村瀬 剛 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助手 (50335361)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,920千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 骨芽細胞 / コラーゲン / 発現制御 / 分子生物学 / 再生医学 |
研究概要 |
骨折治癒過程や仮骨延長過程で発現が誘導されるXI型コラーゲンについて、組織・細胞特異的発現を示すα2鎖の骨芽細胞における制御機構を分子レベルで明らかにした。すなわち、Saos-2(ヒト骨肉腫由来骨芽細胞様細胞株)および初代培養骨芽細胞では、Sp1ファミリーの転写因子であるSp1、Sp3、Sp7(Osterix)が重要な役割を果たしていた(JBMR 2006)。さらに研究を続行したところ、MG-63(ヒト骨肉腫由来骨芽細胞様細胞株)では培養骨芽細胞やSaos-2と異なり、Sp7が特異的にXI型コラーゲンα2鎖遺伝子を発現誘導していた(投稿準備中)。 以下に代表的知見を記す。 (1)XI型コラーゲンα2鎖プロモーターに対するSp1ファミリーの結合を評価した。ゲルシフトアッセイ、ChIPアッセイを行ったところ、培養骨芽細胞やSaos-2と同様に、MG-63でもSp1、Sp3とSp7がXI型コラーゲンα2鎖遺伝子のプロモーター領域に結合する可能性が示唆された。 (2)Sp1ファミリーの過剰発現(発現ベクターの遺伝子導入)と発現抑制(siRNA処理)を行った。レポーターアッセイやリアルタイムRT-PCR法により、XI型コラーゲンα2鎖のプロモーター活性や遺伝子発現量を調べた。培養骨芽細胞やSaos-2では、Sp1、Sp3とSp7がいずれもXI型コラーゲンα2鎖の発現を正に制御していた。一方、MG63ではSp1、Sp3による発現誘導効果は認められず、XI型コラーゲンα2鎖の発現を正に制御したのはSp7のみであった。 (3)Sp1ファミリーに結合するたんぱく質の免疫沈降法による探索を行った。培養骨芽細胞、Saos-2とMG-63のいずれにおいてもSp1、Sp3、Sp7の転写因子複合体には転写コファクターであるCBP、p300、HDAC、mSin3が含まれているものと思われた。
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