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骨端線における遺伝子発現の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18591678
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

佐藤 和毅  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60235322)

研究分担者 一色 ほのか  慶應義塾大学, 医学部, 助教 (00348674)
梅澤 明弘  慶應義塾大学, 国立成育医療センター・生殖医療研究部, 部長 (70213486)
戸山 芳昭  慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40129549)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,920千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード骨端線 / 遺伝子発現 / マウス
研究概要

【目的】マウスの成長板(骨端線)における遺伝子発現を解析し、軟骨の増殖・分化で働く系とそれに含まれる遺伝子を検出した。
【方法】9齢日マウスの脛骨近位成長板の静止層、増殖層、成熟層、肥大層、各層における遺伝子の発現を調べた。層間で発現値が大きく変化する遺伝子のリストに対して、クラスター解析及びシグニチャー解析を行った。
【結果】4層間で発現の変化する遺伝子を2427個抽出し、クラスター解析により発現パターンをもとにグループ分けを行った。併せて、公共に入手可能なマイクロアレイのデータと上記2427遺伝子の比較を行った。具体的には、Bmp2, Ctnnb, Dlx1, Fgfr2, Lef1, Wnt1と関連したアレイ解析から各分子の影響で発現変化する遺伝子群を抽出し、前記2427遺伝子の発現クラスター解析内への分布を評価した。その結果、増殖層のみで発現が上昇するパターンを持つクラスターにBmp2, Ctnnb, Lef1の下流遺伝子が有意に偏在することが示された。また、細胞増殖に関連する遺伝子もこのクラスターに濃縮しており、増殖層細胞の表現型に矛盾しない。上記から増殖層でCtnnb(βカテニン)-Lef1/Tcf4のパスウェイが働いていることが示唆されたため、βカテニンの染色を同齢マウスの成長板で行った。βカテニンは増殖層から成熟層にかけて軟骨細胞の核内に染色され、前記シグニチャー解析と矛盾しない結果となっている。他のWntパスウェイ遺伝子の発現も各層で様々な変化を示しており、Wntパスウェイ遺伝子制御の成長板における重要性が示唆される結果となった。
【結論】マイクロアレイによる成長板の網羅的遺伝子発現解析により、成長板軟骨の増殖・分化に関わると考えられる遺伝子の候補を選び出すことが出来た。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] マウス成長板における遺伝子発現解析2006

    • 著者名/発表者名
      一色ほのか, 佐藤和毅, 戸山芳昭
    • 学会等名
      第21回日本整形外科学会基礎学術集会
    • 発表場所
      長崎
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] Gene expression analysis in the mouse growth plate2006

    • 著者名/発表者名
      Honoka Isshiki, Kazuki Sato, Yoshiaki Toyama
    • 学会等名
      The 21thst Annual Orthopaedic Research Meeting of the Japanese Orthopaedic Association
    • 発表場所
      Nagasaki, Japan
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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