研究課題/領域番号 |
18591715
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
麻酔・蘇生学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
中嶋 康文 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (70326239)
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研究分担者 |
溝部 俊樹 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (50239266)
橋本 悟 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (90167578)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,820千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 肺梗塞 / RNA干渉法 / 遺伝子治療 / RNAi法 / 炎症 / 凝固 / 相互作用 |
研究概要 |
我々は、人工膝関節手術患者を対象にした臨床研究において、特に下大静脈血内の血小板活性化による血漿Tissue Factor濃度、血液凝固能の亢進が静脈血栓塞栓症の病態生理に重要な役割を果たしている可能性を論文に報告した。(J Thromb Haemost.,2007;5:738-45.) また、その研究過程において周術期PDE3 inhibitor投与が血小板活性を抑制しその結果血液凝固能充進を抑制することを見いだした。さらにPDE3 inhibitorによる血小板機能抑制のメカニズムとして血小板内シグナリングに注目し、p38MAPK signaling抑制がLeukocyte Platelet Conjugate生成の抑制に、MEK/ERK,PI3/Akt signaling抑制が血小板凝集能抑制に働くことにより、周術期の血漿Tissue Factor濃度、血液凝固能の亢進を抑制していることを学会報告した。現在これらの内容を投稿予定している。 培養細胞を用いての実験においては、siRNAによる遺伝子ノックダウン実験により活性化血小板による単球からのTissue Factor放出にp38MAPK pathway及びMEK/ERK path wayが主に関与していることが分かった為、今後さらにヒト単球等を用いて深く探求していく予定である。
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