研究課題/領域番号 |
18591786
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
|
研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
石川 朋子 日本医科大学, 医学部, 助教 (70212850)
|
研究分担者 |
瀧澤 俊広 日本医科大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90271220)
水口 義昭 日本医科大学, 医学部, 助手 (70409217)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,790千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | マウス精巣 / TEX101 / GPI蛋白質 / RNAi / 生殖医学 / 精巣 / 精子 |
研究概要 |
生殖腺発達段階の前精祖細胞の特異的マーカーであり、かつ雄性生殖細胞の細胞表面に特異的に発現している新規GPIアンカー型蛋白質であるTEX101に関して、TEX101のmRNA(Tex101)を標的とするGFP-short hairpin RNA(GFP-shTex101)発現ベクターを開発し、TEX101発現のノックダウン解析を行った。 1.TEX101解析モデルとしての培養細胞株の検索を行い、ヒト小細胞癌(Lu-134,-139,140)、および胚細胞腫瘍由来(NEC8,14)の細胞株を用いてTex101の発現をreal-time PCRで解析した。そのうち、Lu-140に微弱ながらTex101の発現を見出した。 2.GFP-shTex101発現ベクターを作製し、その抑制効果を検証するために、マウス生殖細胞よりTex101をクローニングし、作製したcDNAをCOS-7細胞にトランスフェクションした細胞を作製した。その細胞を用いて、独自に作製した3つのGFP-shTex101ベクターの抑制効果の検証を行い、どのベクターも十分な抑制効果を持つことが明らかとなった。 3.Electroporationによる生体中の精巣に直接ベクターを導入することをおこなった。成獣精巣への導入は困難であったが、それに対し、新生仔期の精子形成開始前の精巣へのベクター導入は可能であった。しかし、より多くの精細管でGFP-shTex101ベクターを発現させ、詳細な解析を進めることが課題と残された。 4.順天堂大学大学院・荒木慶彦准教授と連携を進め、TEX101の分子生物学的な特徴付けを行った。 今回の基盤研究により、生殖細胞特異的分子TEX101に対するGFP-shTex101ベクターの開発に成功しするとともに、生殖腺の発達、精子形成過程におけるTEX101の解析を進めることができた。
|