研究課題/領域番号 |
18591874
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
蓑田 涼生 熊本大学, 医学薬学研究部, 講師 (30284772)
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研究分担者 |
増田 聖子 熊本大学, 医学部付属病院, 助教 (70346998)
村上 大造 熊本大学, 医学部付属病院, 助教 (70398212)
松吉 秀武 熊本大学, 医学薬学研究部, 助教 (30404338)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
4,100千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 600千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2006年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 内耳 / PC3 / ラセン神経節 / 蝸牛 / 内耳再生 / 有毛細胞 / 遺伝子治療 / ウイルスベクター / 再生 / 新生 / BTG3 |
研究概要 |
PC3は、胎生期小脳において穎粒細胞の前駆細胞の細胞分裂を止め、Math1の発現を増強させることによりその分化を促進すると報告されている。蝸牛有毛細胞分化のキー遺伝子であるMath1も当初は、小脳の顆粒細胞の分化を促す転写因子として同定され後に蝸牛有毛細胞の分化を制御する重要な因子であることが明らかになった経緯があり、PC3は蝸牛においても有毛細胞への分化促進作用を有すると考えられる。 そこで本研究においてはPC3内耳における発現を確認するとともに、in vivo実験の基礎実験として培養蝸牛組織にPC3遺伝子の導入と行いその効果を検討することにある。 本研究により、PC3は胎生期から新生児ラット蝸牛に存在していることがはじめ明らかになった。しかし、その局在はP3においてはラセン神経節であった。胎生期において原基細胞から有毛細胞への局在が変化していくMath1の発現パターンとは異なっており、小脳顆粒細胞におけるPC3の働きのようにMath1の発現を上流で制御している可能性は高くないかもしれない。この点については、胎生期内耳原基でのPC3の免疫染色を引き続き現在行った後、またさらにエレクトロポーレーション法を用いてPC3の蝸牛支持細胞における機能について解析を行なう予定である。
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