研究課題/領域番号 |
18591876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
小海 康夫 札幌医科大学, 医学部, 教授 (20178239)
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研究分担者 |
氷見 徹夫 札幌医科大学, 医学部, 教授 (90181114)
稲垣 真澄 札幌医科大学, 国立精神・神経センター, 室長 (70203198)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,890千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 神経化学 / プロテオーム / 難聴 / 内耳 / 生体分子 / 神経科学 / プロテーム |
研究概要 |
Cx26の難聴における生理機能を明らかにすることが難聴発症のメカズム解明につながる。その目的のために内耳特異的なCx26結合分子を同定する方法として、Cx26にFLAGをつけた機能的なCx26をトランスジェニックにより発現させた。2系統のトランスジェニックマスを作出することに成功した。これらのトランスジェニックマウスには聴力障害がみられなかった。内耳、腸などでの結合蛋白質の解析を質量分析を用いて比較する(Differential display)ために結合蛋白質の解析を、トランスジェニックマウス内耳から抽出したタンパク質により行った。本年度は、これらの方法により、内耳特異的Cx26結合分子の候補が複数得られた。今後、同定された分子の聴力障害での機能を知るために、内耳における発現を発達、加齢、周波数との関係から解析し、臨床例での変異と結合の関係を明らかにする。トランスジーンと質量分析による Differential Displayを組み合わせて器官特異的な結合分子を同定する戦略は、本疾患のみならず、さまざまな疾患におけるタンパク質相互作用の意義の解明に極めて有用な方法であることが示唆された。
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