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歯周炎用骨吸収抑制剤としてのlimitinの免疫増強・破骨細胞形成抑制機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18592007
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関明海大学

研究代表者

佐藤 卓也  明海大学, 歯学部, 講師 (00316689)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,980千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 480千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2006年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードlimitin / I型インターフェロン / 破骨細胞 / 歯周炎 / 1型インターフェロン / 骨吸収
研究概要

本研究課題では、T細胞活性化、マクロファージ系細胞からの破骨細胞分化に対するlimitinの作用一機構に焦点を絞り、limitimがI型IFN様因子でありIFNα/β受容体を用いていることを出発点とし、細胞内情報伝達機構を解明する。また、16年度・17年度の基盤研究Cで得られた成果によれば、limitinが活性化T細胞においてはNFATc1発現を抑制せず、破骨前駆細胞内ではNEATc1発現を抑制することが明らかになっている。この機構の少なくとも一部に、PKR系が関与している可能性が示されている。したがって本研究課題では、limitinがIFNα/β受容体結合以降、細胞内情報伝達を通していかに破骨前駆細胞内でNFATc1発現を抑制するのかを、PKR系に特に重視して平成18年度は検討した。その結果、limitinの破骨細胞形成抑制効果には、PKRmRNA発現を介したc-Fosタンパク質合成阻害が重要であることを見出した。平成19年度は、特に活性化T細胞において活性化T細胞内での情報伝達機構の解析、活性化T細胞内PKRmRNA発現促進機構の解析、活性化T細胞内でのPKRを介した蛋白質翻訳抑制機構の解析、活性化T細胞内でのカルシウム-カルシネウリン系及びIL-2産生に対するlimitinの作用の解析を行った。その結果、limitinは、NFATc1mRNAの発現に影響を与えなかった。また、sRANKL及び、TNFαの産生にも影響を与えなかった。さらに、CD3抗体による増殖も抑制しなかった。以上の結果、limitinはT細胞活性化に影響を与えず破骨細胞の形成を押さえることが示唆された。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Production of IL-7 is increased in ovariectomized mice, but not RANKL mRNA expression by osteoblasts/stromal cells in bone, and IL-7 enhances generation of osteoclast precursors in vitro.2007

    • 著者名/発表者名
      TAKUYA SATO
    • 雑誌名

      Journal of Bone and Mineral Metabolism 25・1

      ページ: 19-27

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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