研究課題/領域番号 |
18592009
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
五十嵐 武 昭和大学, 歯学部, 教授 (10159585)
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研究分担者 |
森崎 弘史 昭和大学, 歯学部, 講師 (30317581)
有本 隆文 昭和大学, 歯学部, 助教 (60407393)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
3,830千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2006年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | Sortase / 口腔レンサ球菌 / 齲蝕細菌 / LPXTG蛋白質 / 感染予防 / バイオフィルム感染症 / グルカン結合タンパク質 / グルカン依存性凝集 / Streptococcus sobrinus / Streptococcus gordonii / Fructosidase / フルクタン / バイオフィルム / 齲蝕 / 口腔細菌 / Streptococcus mutans / ショ糖依存性付着 / ショ糖非依存性付着 / う蝕予防 / Sorting signal / 表層蛋白質 |
研究概要 |
抗生物質やワクチンとは作用機序の異なる新たな病原細菌感染症の治療と予防法の開発に繋がる基礎研究を進め目的で、ヒトのう蝕原性細菌(Streptococcus mutans, Streptococcus sorbinus)の感染に関わる表層蛋白質の病原性を制御する酵素Sortase(SrtA)に焦点を当て、感染予防の新規標的分子としてのSortaseの有用性について検討した。 その結果、S. mutansとS. sobrinusの両菌種において、Sortase欠損株の性質からSortaseがバイオフィルム形成抑制に深く関わっていることを明らかにした。さらにこの抑制はSortase酵素の支配下にあるGbpC(グルカン結合蛋白質)の局在性の変化が大きく影響していることを明らかにした。 以上の研究成果は、ヒトのう蝕原性細菌の感染予防には、グルカン結合蛋白質とその制御酵素であるSortaseが有力な標的分子であることを示唆した。特にSortaseを標的分子とした感染防御機構は、既存の抗生物質やワクチンとは作用機序の異なる新規の作用機序による感染予防法になりうることを強く示唆した。
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