研究課題/領域番号 |
18592217
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
|
研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
小笠原 利行 福井大学, 医学部, 准教授 (20260565)
|
研究分担者 |
三好 憲雄 福井大学, 医学部, 助教 (40209961)
佐野 和生 福井大学, 医学部, 教助 (20145270)
|
研究期間 (年度) |
2006 – 2007
|
研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
|
配分額 *注記 |
3,890千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
|
キーワード | 舌癌 / 光力学的治療 / 5-Aminolevulinic Acid / Protoporphyrin-IX / 光生成物 / 光線力学的治療 / 口腔癌治療 / 5-aminolevulinic acid / protoporphyrinIX / ランプ / レーザー / photofrin |
研究概要 |
[目的]ALA由来Pp-IXを用いた口腔癌に対する光線力学的治療の治療効果向上を図るため、ラットの実験的誘発口腔癌に対し、ALA投与後に、光生成物をターゲットとした波長の光を追加照射し、治療効果が増強されるか否か検討した。 [方法]SDラットに4-nitroquinoline-1-oxide含有の水を自由に摂取させ、約4〜6ヶ月後に口腔癌を実験的に誘発させた。ラットの口腔癌にALA(250mg/kg)投与4時間後に各種波長の組み合わせによる以下3種類の照射法により半導体レーザー照射をおこなった。 (1)635nm CW(80mW/150J);(635nm) (2)635nm CW(80mW/150J)+670nm CW(80mW/150J);(635nm+670nm) (3)635nm CW(80mW/150J)+Pulsed Three Wavelengths; 659nm 664nm 669nm(42:7:1)(80mW/150J);(635nm+PTW). 照射24時間後に口腔癌を摘出し、ki67とアポトーシス(apoptag)を免疫組織学的に検討し、各群の治療効果を評価した。 [結果および考察](3)の635nm CW+Pulsed Three Wavelengths; 659nm 664nm 669nm群が他群に比べ最も良好な治療結果を示した。 以上の結果は、光生成物照射を加えることによる治療効果向上が確認され、パルス波の影響が示唆されるものの、光生成物照射追加効果は代表的な670nmではなく、それより短波長側照射のほうがより効果的である可能性が示唆された。
|