研究課題/領域番号 |
18592226
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児系歯学
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研究機関 | 北海道医療大学 (2007) 北海道大学 (2006) |
研究代表者 |
橋本 正則 北海道医療大学, 歯学部, 講師 (00337164)
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研究分担者 |
八若 保孝 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (60230603)
加我 正行 北海道大学, 大学院・歯学研究科, 准教授 (70125300)
HASHIMOTO Masanori Health Sciences University of Hokkaido, Division of Biomaterials and Bioengineering, Assistant Professor (00337164)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,670千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 自己修復 / 再石灰化 / バイオグラス / 歯冠修復材 / 接着界面 / マイクロリーケージ / 接着性レジン / グラスアイオノマー / 石灰化 / 象牙質 / エナメル質 / 走査型電子顕微鏡 / 透過型電子顕微鏡 |
研究概要 |
フッ素徐放性レジンの硬化体が歯質とのギャップにおいて数十umの結晶性物質を形成することをラマン分析およびSEM観察により確認した。さらに接着性レジンの再石灰化能を向上させることを目的としてバイオグラス(Na2-CaO-SiO2-P2O5系)添加型レジンを作成、わずか、数ケ月の水中浸漬により多量の石灰化物を形成する事実を確認している。しかし、10%程度のバイオグラス添加によりレジン硬化体の機械的強度は大きく低下する。数パーセント添加による物性の低下はわずかであるが、レジン硬化体から放出される各種イオンの量は低下するという利点を生じる。これら、物性の低下はセメントの練和時さらにガラスを水溶性レジンに添加することによって、液性分と瞬時に反応することによって石灰化物を形成してしまい、その二次的に形成された石灰化物がレジンおよびセメント硬化体の物性を低下させてしまう。しかし、これら実験結果はマイクロサイズのバイオグラスをもちいた場合であり、粒子径がさらに小さいナノバイオグラス(粒子径10-20nm)を使用した場合は体積あたりの表面積が向上するため少量添加で臨床応用可能な機械的強度と良好な再石灰化を期待することができる。よって、今後、バイオグラス添加型レジンの臨床応用に向けた試みとしては、粒子径が小さなグラス(ナノバイオグラスなど)を使用することにより、レジンやセメントに混入する添加量を減らし、物性の低下を減少させる方向性があると考えられる。
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