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インテグリンによる成熟破骨細胞の維持・延命機構の解明とその臨床応用への可能性

研究課題

研究課題/領域番号 18592268
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 歯周治療系歯学
研究機関昭和大学

研究代表者

岡松 良昌  昭和大学, 歯学部, 助教 (50286845)

研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,890千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード破骨細胞 / インテグリン / 細胞遊走 / ケモカイン
研究概要

成熟破骨細胞はRANKL(receptor activator NF-kB ligand)不在下で急速にアポトーシスを起こし死滅する事が知られている。我々はRANKL不在下において、ケモカインが成熟破骨細胞の維持、延命に関与している事を示してきた。ケモカインは細胞遊走に関与し、細胞内のインテグリンの発現や機能誘導に強く関与している事が知られている。しかしながら、成熟破骨細胞の維持、延命を視点においた各種インテグリンの作用に関する報告は少ない。そこで、成熟破骨細胞の維持、延命の制御機能の発現におけるケモカインーインテグリンのシグナル伝達経路を解明する目的で行ってきたところ、現在まで以下のような結果を得た。
1)マウス骨髄細胞およびRAW264.7細胞由来の成熟破骨細胞においてインテグリンβ7遺伝子が強く発現している事が、Gene ArrayとRT-PCRによって明らかとなった。
2)マウス骨芽細胞株ST2細胞においてケモカインCCL7、CCL9およびCCL25の遺伝子が強く発現している事がGene ArrayとRT-PCRにおいて確認された。
3)RAW264.7細胞においてケモカインレセプターCCR2およびCCR9遺伝子が強く発現している事をRT-PCRにて明らかとなった。
4)破骨細胞の延命にCCL9が強く関与している事を、DNA断片化で確認した。
5)抗インテグリンβ7抗体および抗インテグリンαE抗体は破骨細胞の分化を抑制しなかったが、抗インテグリンα4抗体および抗インテグリンα4β7抗体は分化抑制が認められた。
今回の結果から、破骨細胞の分化、延命にCCL7(またCCL9)-CCR2およびCCL25-CCR9シグナルが強く関与している事が示唆された。今後はこのケモカインシグナルとインテグリンとの関係を含めた詳細を検討していく予定である。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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