• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

効率的な歯周疾患検診システムの構築に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 18592298
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会系歯学
研究機関日本歯科大学東京短期大学

研究代表者

福田 雅臣  日本歯科大学東京短期大学, 教授 (10189954)

研究分担者 斉藤 洋一  日本歯科大学東京短期大学, 准教授 (80257021)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
3,390千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード地域歯科保健 / 歯周疾患検診 / 検診システム / 精度管理 / パノラマX線診査 / スクリーニング / 混合力 / パノラマエックス線診査 / 地域歯科保健活動 / 歯科健康診査 / 効率化 / Community Periodontal Index / 歯槽骨吸収状態 / パノラマX線撮影
研究概要

効率的な歯周疾患検診システムを構築すること目的に本研究を計画した。そのために,3つの研究を実施した。
まず,従来型健康診査法とパノラマX線写真による評価との整合性の検討を行った。調査対象は歯周疾患検診を受診し,さらにパノラマX線撮影検査を受診した男性62名,女性163名,計225名(平均年齢56.6±8.8歳)である。その結果,CPIコード0,1,2群とCPIコード3,4群での骨吸収率では,CPIコード3,4群が有意に骨吸収率の大きいことが示された(P<0.01)。CPIコード3群とCPIコード4群での骨吸収率を比較するとCPIコード4群が有意に骨吸収率が大きいことがわかった(P<0.01)。
次に,混合ガムを用いた歯科健康診査法に関する基礎的研究をおこなった。この研究は,疾病指向型から問題指向型歯科健診法への転換を目的にしたものである。245名(平均年齢24.1±5.3歳)の調査対象に対して,2色ガムを30,40,50,60回咀嚼してもらい,混合状態を調べた。混合ガムによるスクリーニングを行う場合,混合ガムを30回咀嚼と60回咀嚼の2回法が有効であると考えられた。また,1回法で行う場合には,30回咀嚼で,口腔内状況の問診項目の中で割合の違いが見られたことから,30回咀嚼で「2」「3」を良好群としてスクリーニングする可能性が示唆された。
さらに,2色ガムを用いた口腔保健状況スクリーニング法に関する検討を行った。調査対象は男性81名(40歳22名、50歳17名、60歳42名),女性254名(40歳53名、50歳72名、60歳129名)の計336名である。被験者に対して2色ガムを30回と60回咀嚼してもらい,口腔保健状況との関連性を調べた。その結果,ガムの混合状況と関連する項目として,性別,年齢,現在歯数CPIが抽出された。
以上より,歯科保健状況を多角的に捉え,歯科保健情報を歯科保健側と歯科医療側が共有することによって,効率的な歯周疾患検診システムが構築され,かかりつけ歯科医機能強化を支援していくことになると考えられた。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 混合ガムを用いた新しい歯科健康診査法の開発2007

    • 著者名/発表者名
      福田雅臣
    • 学会等名
      日本公衆衛生学会
    • 発表場所
      愛媛
    • 年月日
      2007-10-25
    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] Development of New System for Oral Health Examination Used Mixture Gum2007

    • 著者名/発表者名
      Masaomi Fukuda
    • 学会等名
      Annual Meeting Japanese Society of Public Health
    • 発表場所
      Ehime
    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2007 研究成果報告書概要
  • [学会発表] 歯・口の機能を中心とした出張授業による小学生の行動変容の評価に関する研究2007

    • 著者名/発表者名
      福田 雅臣(代表, 他6名)
    • 学会等名
      日本口腔衛生学会
    • 発表場所
      東京
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

URL: 

公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi