研究課題/領域番号 |
18592312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
本田 育美 三重大学, 医学部, 准教授 (30273204)
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研究分担者 |
今井 奈妙 三重大学, 医学部, 准教授 (90331743)
稲葉 忠司 三重大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (70273349)
江川 隆子 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40193990)
澄川 真珠子 (大徳 真珠子) 京都大学, 大学院・医学研究科, 助教 (20432312)
宮崎 つた子 三重大学, 医学部, 助教授 (30314115)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,410千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2006年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 爪切り / 看護技術 / フットケア / 下肢末梢血流 / 歩行機能 / 起立動作 |
研究概要 |
本研究は、爪の形を整え、正しい爪の成長を促す技術の提供が、下肢の血液循環ならびに起立・歩行機能にどのように働きかけているのかを、解き明かすことを目的とする。 1.健康成人を対象とした、正しい'爪切り'状態による下肢の血液循環および歩行動作に変化の検討 20歳前半の健康女性19名を対象に、爪の状態により生じる身体反応の違いについて、約3ケ月間の追跡調査を実施した。いずれの対象者とも、起立・歩行動作での足裏の使い方について追跡開始前と後とでは変化は見られなかった。また、足の皮膚表面温度においては、追跡開始後の方が温度は低かった。さらに、期間中に足のトラブルが発生したのは2名であった。2名とも、爪の陥入による爪周囲部の疼痛出現であり、爪切りケアの提供によって疼痛は解消し、その後も痛みの出現なく経過した。 2.高齢者を対象とした爪切りケアの効果の検討 60歳以降の健康高齢者男女19名を対象に、爪切りケア(必要時スキンケア)の提供による身体反応ついて、約3ケ月間の介入調査を実施した。初回時の足トラブル(爪白癬,胼胝)のタイプ別に3つの群に分け検討した結果、立位時の足底圧分布状態や荷重中心位置において、Groupl(爪白癬のみ)とGroup2(胼胝のみ)では、足裏全体での荷重や中心位での立位といった改善ケースが確認された。Group3(どちらも無い)では、ほとんど変化がなかった。このことより、爪切りケアは、足底に胼胝を持つ高齢者と爪白癬を持つ高齢者の立位姿勢に影響を及ぼすことが示唆された。 3.今後の課題 今回の一連の取り組みにより、足趾爪が適切な形状であることに加え、正しい爪切りケア提供が、足のトラブル回避や人の姿勢に有用な影響をもたらすことが示唆された。しかし、より確かな有効性を具体的内容として示していくためにも、評価指標のならびに測定方法を再度見直していく必要がある。
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