研究課題/領域番号 |
18592322
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎看護学
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研究機関 | 埼玉県立大学 |
研究代表者 |
小野寺 杜紀 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (40070700)
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研究分担者 |
小笠原 祐子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (80404929)
佐野 恵美香 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 助教 (10404930)
小竹 久実子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (90320639)
藤原 恭子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 講師 (00325987)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,940千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 540千円)
2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2006年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | 看護管理 / 看護理論 / 看護倫理 / 院内教育 / 看護理念 / Nursing nractioner |
研究概要 |
A県看護協会主催の看護学生実習指導者講習会および認定看護管理者教育ファーストレベル受講者207名およびA県内200床以上の病院の看護部長105人を対象に、留置法による質問紙調査を実施した。対象者には、倫理的配慮のもと同意が得られた者のみ回答を得た。 調査内容は、看護理論及び看護倫理教育の有無、看護理論の活用状況、看護理論、看護倫理、看護管理についての意識等である。有効回答数はそれぞれ161名(回収率77.7%)、58名(回収率55.2%)であった。看護基礎教育時に看護理論の授業があった者は125名(77.6%)で、看護倫理の授業があった者は96名(59.6%)であった。院内教育プログラムに看護理論に関する内容があった者は74名(46.0%)で、看護倫理に関する内容があった者は76名(47.2%)で、参加した者はどちらも4割に満たなかった。「患者看護ケア時に病院全体で統一した看護理論を使用しているか」の問いに対し、統一した看護理論を使用しているが32人(55.2%)、病棟ごとに使用する看護理論は異なるが7人(12.1%)であった。看護理論を看護ケァに多少なりとも関連づけているのは67%であった。意識調査では、「病棟全体で同じ看護観を持つ必要はない」と思うものとそうでないものとは半々であった。「患者ケアでは看護過程を踏むべきである」とするものが多かった。 ケアの成果を的確に把握するという過程を常に踏むことが求められ、その基盤を看護理論の基礎的概念が提供してくれることの意義・重要性を再度認識し、看護実務者全員に浸透させる手段を管理者の立場から遂行していく必要がある。看護基礎教育をベースに臨床現場で実際に活用できるような具体的学習の機会と継続的な教育が重要だと示唆された。
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