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日本文化および看護における安楽の概念化に関する研究-看護実践者の安楽の概念の構築-

研究課題

研究課題/領域番号 18592335
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 基礎看護学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

山元 由美子  東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (30325972)

研究分担者 藤田 八重子  昭和大学, 保健医療学部・看護学科, 教授 (80439455)
佐々木 百合子  つくば国際短期大学, 看護学部, 教授 (10320988)
見目 節子  つくば国際短期大学, 看護学部, 教授 (50310511)
研究期間 (年度) 2006 – 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード日本文化 / 安楽の概念 / 看護実践者 / 臨床看護者 / 安楽 / 自己決定 / セルフケアの自律 / 楽 / 心が穏やか / 概念 / らく / 穏やか / 自律と生活の再構成 / 生活の拡大
研究概要

日本文化の中で「安楽」問い直し、ケアの視点からの「安楽」の概念を明確に促えることは看護の質の評価にも役立つものと考えた。倫理的な配慮は東京女子医科大学の倫理審査を受けた。
これまでの臨床の看護職者へのインタビューや事例などの質的調査から「安楽」を構成する要素は、「体が楽」「気持ちが穏やか」「自己決定の範囲拡大」「生活の再構築」「セルフケアの自律」「生活の拡大」の6つの要素が明らかになった。これら6つの要素の裏づけをする為に量的な調査を試みた。プレテストでは6つの要素に97質問項目を設け、SPSSで因子分析(プロマックス回転)を行った。その結果、「安楽」を構成する要素は「体が楽」「気持ちが穏やか」「自己決定の範囲拡大」「セルフケアの自律」であった。これを確認するために、平成19年11月〜平成20年1月に対象2.832名に調査をした。質問項目は精選した65項目、評点は4段階とし、因子分析を行った。
結果及び考察:調査の結果、有効回答は1,376名48.6%であった。質問紙の信頼性は、α係数>0.80以上、標本の妥当性は、Bartlettの球面性の検定結果、およびKMO(Kaiser-Meyer-Olkin)値は0.9以上であり、信頼性と妥当性は確保していた。下位因子の平均は2.16〜3.55であった。「体が楽」「気持ちが穏やか」「自己決定の範囲拡大」「セルフケアの自律」の要素毎に因子分析を試みた結果、4つの要素は次の因子に分類できた。「要素I体が楽」は日常生活への援助・痛みの緩和、「要素II気持ちが穏やか」は、穏かな生活への支援、安心への支援、入院環境の調整、「要素III自己決定の範囲拡大」は検査や処置の説明、自己決定の範囲拡大への支援、「セルフケアの自律」は生活の構築への支援、日常生活の拡大への援助、自律への援助であった。これらが看護実践者の考える「安楽」を示していた。

報告書

(3件)
  • 2007 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2006 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本文化及び看護における安楽の概念ーA病院の看護者が考える安楽の概念2007

    • 著者名/発表者名
      山元由美子
    • 学会等名
      日本看護科学学会
    • 発表場所
      国際フォーラム
    • 年月日
      2007-12-02
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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