研究課題/領域番号 |
18592369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 札幌市立大学 |
研究代表者 |
中村 恵子 (中村 惠子) 札幌市立大学, 看護学部, 教授 (70255412)
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研究分担者 |
平尾 明美 青森県立保健大学, 健康科学部, 講師 (90363720)
三浦 博美 (三浦 弘美) 青森県立保健大学, 健康科学部, 助教 (30315551)
藤井 瑞恵 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (20331192)
神島 滋子 札幌市立大学, 看護学部, 助手 (00433136)
工藤 京子 札幌市立大学, 看護学部, 助手 (80452994)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,700千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 職場適応 / 救急部門 / 人材育成 / 看護学 / 臨床看護学 / 重篤・救急看護学 / 離職 / 職場適応プロセス |
研究概要 |
本研究の目的は救急部門に勤務する2,3年目看護師の職場適応(適応力)を促進するための支援モテルを構築することである。18年度に行った救急部門2,3年目看護師の個別インタビュー・フォーカスグループインタビューから勤務後2,3年目の体験を明らかにした。1年目の『居場所がない』から数ケ月後に『居場所がある』と職場の中の自分の位置を確認し、2年目では居場所を得た後に看護の意味を考え始め患者や家族に関心が向けられていく様子がうかがわれた。これらの体験を基に職場適応を促進するための支援モデル案を構築した。この支援モデル案を提示して管理者および2,3年目スタッフを対象としたワークショップを開催した。ワークショップではスタッフ、管理者を異なるグループとし支援モデル案に対する意見を募った。その結果、スタッフと管理者では職場適応に繋がる文援の受け止めが異なっていることが浮き彫りになった。ワークショソプで得られた意見などを分析し新たな支援モデルを構築した。支援モデルは勤務後2,3年目までの育成過程における共通したイベントを中核に構築した。支援モデルは、新人ナースから3年目に至る間のイベント毎に効果的と考えられる支援を病棟管理者とスタッフナースに分類して提示した。看護者の職場適応のためにはスタッフと管理者が共に人材育成に関わることによって、育成されるナースにとって居場所があるという実感を持てる職場環境を整える必要がある。この支援モデルは救急部門の看護師の体験から構築されているが、実際のイベントに対応させているので救急部門に限定せず広く活用されることを期待している。
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