研究課題/領域番号 |
18592370
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
荒川 唱子 福島県立医大, 看護学部, 教授 (30291561)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,840千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 540千円)
2007年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2006年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | がん化学療法 / 精神神経免疫 / リラクセーション技法 |
研究概要 |
リラクセーション技法の効果を測るためには何が最も適切な指標であるかについて、文献や専門家のアドバスを受けて決定することが、18年度の課題であった。文献を検討しても研究報告は多くなく、指標もさまざまであった。最終的に専門家のアドバイスを得て、測定する免疫の指標をほぼ決定した。リラクセーション技法を行った場合、それらの免疫指標に変化をもたらすかどうか健常者を使って測ってみた。その結果はまだ出せていないが参考になると思われる。 また、リラクセーション技法は対象者がマスターしやすいように複雑でない方法を選択する必要がある。練習のために教材(CDかテープ)を作成することは新たに時間とエネルギーを要するため、すでに作成してある中から選択するつもりであったが、対象者により使いやすい方法を考えると新たに作成した方がよいと考えて作成した。さらに、リラクセーション技法の指導パンフレットやリラクセ・一ション日記等も作成し、対象者の背景シートも整っている。 しかし、対象者のがん診断名は決定されていない。前回と同じく消化器がんにするのか、あるいは乳がんなのか、その両方なのかを決定することに困難を極めている。がん患者の入院期間が短縮化しており、化学療法も外来で行う頻度が高くなっている。そのため、対象者に確実にリラクセーション技法を実施してもらうためには、どのような配慮が必要なのか。リラクセーション技法を入院中に行うことは不可能なのだろうか、を模索している。これに関して、さらに抗ガン剤を点摘治療にするのか、内服治療にするのかも決めなければならない。これらの検討課題が残っているため、研究倫理委員会において審査を受けることができていないために、早急にその準備を進めている段階である。
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