研究課題/領域番号 |
18592404
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域・老年看護学
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
芝山 江美子 高崎健康福祉大学, 看護学部, 教授 (00396392)
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研究分担者 |
木立 るり子 弘前大学, 医学部, 准教授 (60197192)
北宮 千秋 弘前大学, 医学部, 講師 (10344582)
池田 優子 高崎健康福祉大学, 看護学部, 教授 (30412985)
宮崎 有紀子 高崎健康福祉大学, 看護学部, 准教授 (00251190)
倉林 しのぶ 高崎健康福祉大学, 看護学部, 講師 (20389753)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2006年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 農山村 / 家族介護 / 高齢者 / エスノグラフィー / エスノグラフィ / 農村村 / 心理分析 |
研究概要 |
2年間に渡る最終報告書として群馬県藤岡市と青森県津軽地域における比較検討及び最終報告についてまとめた。 本書は日本学術振興会科学研究補助金に基づくプロジェクト「異なる農村地域における女性介護者の介護を継続する記述的研究」の2年間の成果をまとめた報告書であり、内容の詳細については、成果報告書に記載されている。 農村の家族介護に関する研究はきわめて少なく、介護者がどのように介護と家事、農業を行ったかといった実際の生活に基づく研究や、なぜ介護者が健康を害しながらも介護と農業を継続しようとしているのかといった心理的プロセスを明らかにし、介護者のインタビューを丁寧に拾いながら実施した。 第一部は群馬県藤岡市地域の社会変容の中で群馬県の藤岡市における足裏調査と文化的背景。第2部として青森県津軽地域の社会変容では、在宅における主介護者の生活背景と介護負担との関係に関する調査及び女性の在宅介護としてまとめることができた。特に青森県においては、中心都市から市町村に流入は激しく、確実に過疎地域が増加している。私は高度経済成長期に東北各県が襲った出稼ぎから過疎、高齢化の移行が、本州最北という地理的要因の問題等から、他地域においては、このプロセスが短期間で生起したため、これら3者間の有機的つながりを十分に検討するに至らなかったのである。いかに人口の流失を抑制し高齢化社会に対応すべきかを考える上で、地域を越えた一般的モデルに青森県はなると考える。県あるいは地域により異なることが今回の調査でわかったが、今後はさらに藤岡市日野地域と青森県弘前地域の異なる農村地域における女性介護者の介護を継続する意味の研究を深めていきたいと考えた。このような機会を与えていただき深く深謝いたします。(成果添付資料掲載)
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