研究課題/領域番号 |
18603005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
睡眠学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
勢井 宏義 (2007) 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (40206602)
佐野 敦子 (2006) 徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (00035510)
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研究分担者 |
近久 幸子 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (00452649)
勢井 宏義 徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (40206602)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2007
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研究課題ステータス |
完了 (2007年度)
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配分額 *注記 |
3,220千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 420千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2006年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 時計遺伝子 / Clock / 夜型 / 血圧 / 心拍数 / 記憶 / 睡眼 / 体温 / 睡眠 / 学習 / 朝型・夜型 / PPAR-alpha / 生理学 / 脳・神経 / 行動学 / 循環器・高血圧 / 応用動物 |
研究概要 |
サーカディアンリズムの発振機構は、時計遺伝子の発見に始まり、日進月歩に解明が進んでいる。CLOCKとBMAL1はポジティブ因子を形成し、Per1、Per2などの主振動遺伝子のE-boxに結合し、それらの転写を促す。PER1、PER2は、核外において、CRY1、CRY2などと結合し、ネガティブ因子として核内に移行する。このネガティブ因子は、核内におけるポジティブ因子の働きを阻害し、結果、PER1、PER2の転写が抑制される。このネガティブフィードバックによって、サーカディアンリズムが形成されると考えられている。これまで我々は、Clock遺伝子の変異マウス(ICR系)が、夜型の行動・睡眠・体温のリズムパターンを示すことを明らかにしてきたが、本補助金によって、下記のことを新たに見いだした。 1)Clock遺伝子変異マウスの循環調節 Clock遺伝子の変異マウスでは、血圧・心拍数の日内変動がnon-dipping型を示し、副腎機能が関与している可能性がある。 2)Clock遺伝子変異マウスの学習能 Clock遺伝子の変異マウスでは、空間認知に関わる学習能が低下している。 3)PPARsアゴニストの慢性投与が睡眠・行動・体温リズムに及ぼす効果 Clock遺伝子によって強く発現調節を受けているPPAR-alphaのアゴニスト(bezafibrate)の慢性投与は、体温・行動・睡眠の位相を前進させる。また、ノンレム睡眠期のデルタ波を増強し、6時間の断眠に対する反応を抑制する。 時計遺伝子であるClockは、様々な生理機構に関与する、重要な転写因子であることが示唆される。生活習慣病の予防を考える際、Clock遺伝子の制御が重要なファクターとなるであろう。
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