研究課題/領域番号 |
18630016
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 独立行政法人メディア教育開発センター |
研究代表者 |
清水 康敬 独立行政法人メディア教育開発センター, 理事長 (10016561)
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研究分担者 |
大森 不二雄 熊本大学, 大学教育機能開発総合研究センター, 教授 (10363540)
岡部 洋一 放送大学, 教養学部, 教授 (50011169)
齊藤 貴浩 独立行政法人大学評価・学位授与機構, 評価研究部, 助教授 (50302972)
竹村 治雄 大阪大学, サイバーメディアセンター, 教授 (60263430)
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20000086)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 教育の質の保証 / e-Learning / eラーニング / 教育の質を高める視点 / ファカルティ・デベロップメント / FD / 評価の視点 |
研究概要 |
現在我が国の大学等においてeラーニングによる授業を推進し始めているが、大学等における質の保証の問題は、教育を実施する大学等で解決していくことが基本である。そこで本研究では、それぞれの分野に適した教育方法の立場から教育の質を保証するための叡知とノウハウを統合化することを目的とし、以下の成果が得られた。 まず、諸外国における高等教育の質保証の現状を把握するために、先進的に研究をしている欧州委員会での活動を調査するために、ブリュッセルの関係機関を訪問調査した。また、英国と韓国から専門家を招聘して関係資料を提供して貰うと共に説明を受けた。その結果、メディアを利用した教育において効果を上げるガイドラインやベンチマーク、質保証を実現するためのデジタル学習資源やコミュニティのあり方に関する先進的事例をまとめることができた。また、現在我が国で重要課題となっている大学等におけるファカルティ・デベロップメントの状況を調査してまとめた。 次に、先進的なメディアを利用した質の高いeラーニングを実施するためと、質の高いeラーニングコース開発するためのチェックリストを作成した。これは、eラーニングの質を高める視点を多く列挙したもので、開発段階における視点(126項目)、運用時の支援に関する支援(39項目)、機関における体制の視点(59項目)、評価を通じた質の向上の視点(40項目)、合計264項目となっている。また、これらの視点を検索型で利用できるWebサイトを開発すると共に、本研究で得られた質の保証に関する関連情報をまとめた。 なお、本研究で扱ったテーマの重要性から考えて、今後特定領域研究として立ち上げることを想定して、その実施体制と領域としての達成目標を整理した。
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