研究課題/領域番号 |
18631005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
関根 和喜 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (40017934)
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研究分担者 |
藤森 立男 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (00192732)
小松原 明哲 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (80178368)
稲垣 敏之 国立大学法人筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 教授 (60134219)
福田 隆文 国立大学法人長岡技術科学大学, 大学院技術経営研究科, 助教授 (80208959)
三宅 淳巳 横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (60174140)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2006年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | リスクマネジメント科学 / 安心・安全 / 産業災害 / リスクコミュニケーション / 文理融合 |
研究概要 |
近年の大きな産業構造変化、設備の老朽化などのため、多様で大規模な産業災害が多発するようになってきた。最近のJR脱線事故や原子力発電所事故、自動車リコール隠しなど,これらの災害の従来にみられなかった特徴は、経営・管理の組織と人の機能不全が、災害を誘起し、かつ拡大したことにある。これはまさに、企業経営におけるリスクマネジメントの欠如にほかならない。産業災害のリスクマネジメントは、製品(もの)のリスクベースメンテナンス(RBM)という工学的視点のみでは不十分で、企業経営そのもののなかに位置付ける必要がある。一方、災害の結果として社会には、安全技術のみならず産業そのものへの不信感が芽生えており、この不信感を払拭するため、社会と産業の間に社会科学的視点に立脚したリスクコミュニケーションの実行が有用である。このように安全・安心な社会構築のために、経営学、工学および社会科学を融合したリスクマネジメント体系の構築が必要である。これを「産業災害リスクマネジメント科学」と名付け、その創出と展開を目的とした企画調査を行い、科学研究費補助金(特定領域研究)の新規発足研究領域の応募のための準備を行った上で,「安心・安全社会の構築を目指す産業災害リスクマネジメント科学の創出と展開」と題した研究申請を行った。さらに,本年度の成果として,平成19年3月に,本研究の調査研究成果シンポジウムを開催し,「特定領域研究」の準備状況,研究進捗状況ならびに研究体制等について意見交換を行った。
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