研究課題/領域番号 |
18632002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 企画調査 |
研究分野 |
各国文学・文学論
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
生田 省悟 金沢大学, 法学部, 教授 (80060234)
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研究分担者 |
結城 正美 金沢大学, 外国語教育研究センター, 助教授 (50303699)
野田 研一 立教大学, 経営学部, 教授 (60145969)
山里 勝己 琉球大学, 法文学部, 教授 (80101450)
高橋 勤 九州大学, 言語文化研究院, 助教授 (10216731)
小谷 一明 県立新潟女子短期大学, 英文学科, 助教授 (50313820)
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研究期間 (年度) |
2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2006年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 環境文学 / 環境思想 / 日韓 |
研究概要 |
本課題「日韓の環境文学の研究調査」の主たる目的は、平成19年度に開催予定の日韓合同の文学・環境シンポジウム(以下「日韓合同シンポジウム」)に向けた基礎的調査として、日本の環境文学・思想の研究を深めるとともに、韓国の環境文学・思想の情報収集と調査・研究を遂行することにある。 上記の目的を達成するため、研究代表者及び研究分担者は次の4つの具体的な課題を設定し、各自の役割分担を遂行する作業に着手した。各自が分担すべき課題は、(1)日本の環境文学の体系的考察、(2)韓国の環境文学の情報収集・調査・研究、(3)日韓の環境文学の書誌作成。(4)「日韓合同シンポジウム」における共通テキストとしての日本の環境文学作品(石牟礼道子、山尾三省、宮沢賢治の著作)の英語翻訳と序文作成、である。また、これらの作業過程にあっては電子メールを介した情報交換や意見交換を継続したのみならず、平成18年5月と9月、2度にわたり研究会を催し、各役割分担の遂行状況を把握すると同時に討議を重ねるなど、課題遂行に向けた協同体制を堅持した。 本課題に必要な韓国側研究者との連携については、まず「日韓合同シンポジウム」をめぐる連絡網の構築を実現させた。次いで、平成18年11月に研究代表者他4名が訪韓し、韓国側研究者と意見交換・協議を通じて交流を深めたばかりか、ASLE-Korea大会のシンポジウム「日韓環境文学の現在と将来」に参加した。さらにその機会を利用し、東アジアからの研究・情報発信に関わる核の形成の意義を訴えて共感を得た。 このような作業を鋭意継続した結果、4つの具体的課題をすべて遂行したほか、国際的に著名な詩人3名を招聘講師として迎えつつ、「場所、言葉、自然-日韓環境文学の<いま>を考える」を統一テーマとした「日韓合同シンポジウム」を本年8月金沢市で開催することを確定させた。
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