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数学における仮想研究環境の構築

研究課題

研究課題/領域番号 18634004
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分企画調査
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関北海道大学

研究代表者

行木 孝夫  北海道大学, 大学院理学研究院, 助手 (40271712)

研究分担者 麻生 和彦  東京大学, 大学院数理科学研究科, 助手 (40313225)
濱田 龍義  福岡大学, 理学部, 助手 (90299537)
戸瀬 信之  慶応義塾大学, 経済学部, 教授 (00183492)
研究期間 (年度) 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2006年度: 3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
キーワードオープンアクセス / 認証基盤 / リポジトリ / 引用傾向 / 基本ソフト / 分散環境 / 遠隔地講義 / メタデータ
研究概要

数学における仮想的な研究環境を構築するために、以下の研究を行った。数学の研究においては、大規模大学の数学教室を核としつつも中小規模大学の数学教室における研究活動を維持し、向上させる必要がある。もっとも必要なものは研究資源である発表論文へのアクセスである。中小規模大学においては高額化した電子ジャーナルへのアクセスに困難をきたす数学教室も少なくない。これの解決策の一つは所謂arxiv.orgに代表されるサブジェクトリポジトリおよび機関リポジトリを中心とするオープンアクセスによるアクセス環境の改善、講義映像アーカイブ等による情報共有である。この現状と、各教室の発行するジャーナル等の出版事業に関する電子化のために、9月には数理解析研究所の研究集会を行った。1月には日本数学会および国立情報学研究所の共催のもとに研究集会を開催した。これらの成果は数理解析研究所講究録として発行予定である。北海道大学附属図書館と協力し8月にはワークショップを開催した。リンクリゾルバへのオープンアクセス資料を導入することで、MathSciNetの検索結果へは通常のArticleリンク以外に特定のオープンアクセス資料へのリンクを表示させることができている。また、数学分野における引用傾向を調査し、引用の半減期は他の分野に比較して極めて長いことを確認している。これは、トムソン社のWeb of Scienceデータベースにおけるcited half-lifeによって示されている。同時に、HTTPプロトコルのプロキシーサーバであるSquidの認証機構を利用し、機関外の構成員からも機関契約の資料をID管理しつつアクセス可能にする技術を確立した。これは基本ソフトLinuxを利用したKnoppixへの組み込みおよび配布が可能である。

報告書

(1件)
  • 2006 実績報告書

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公開日: 2006-04-01   更新日: 2016-04-21  

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